冬の京都府笠置町 昭和の木造団地

奈良や近畿の山間部の冬
12月に京都府笠置町から柳生の里を通って名張川沿いの集落まで行ってきました。
この頃になると山間部の気温は0度から4度くらいで、体感気温はそこから12度引いた温度になっています。
ワークマンのイージスを着ているので体温は保たれるが、呼吸する外気温が低いのはどうしようもない。
着込んだ温かさと外気温の温度差で疲労がたまり、バイクで走りながら眠くなる症状が現れます。
良く登山の遭難映画で「眠るなしぬぞ!」と顔を叩いてますが、猛烈な眠気が襲ってきます。
そんな訳で雪が積もっていなくても活動できる範囲が狭くなり、大阪からだと京都や奈良平野部までになります。
笠置町奥田の木造団地、動画にしたものです
大坂や奈良平野部が晴でも山に入ると高確率で雨か雪で、そのうえ疲労が早いので3月まで山間部には入れません。
逆に奈良の山間部に住んでる人は、良くそういう場所で暮らせるもんだなと感心します。
北陸や東北の雪国はもっと寒いですが、町なかはインフラが整っていてスーパーもあります。
でも奈良県の下半分はコンビニもスーパーもない山中で、自動販売機すらない集落が大半です。
そのうえで冬は凍結するし霜が降り、雪が降って4wdでないと車でも行き来できない。
しかもほとんどの集落は高齢者しか住んでいないので、車を持っていない世帯が多い。
町に近ければ良いが、冬は非常に厳しい世界になります。
寒いのに陽が当たらない場所なのでさらに寒そう

地の果てのゴーストタウンっぽい

陽の当たる場所すら霜がおりている

屋根が白くなっていて温度差で湯気が立っている

川を挟んで貧富の差があり、向こう側は裕福な一戸建て地区

こっち側は貧困地区でほとんどが空き家

柳生町周辺
よく見れば冬の田んぼとかが綺麗です

分かりにくいけど田んぼに霜が張っていて白い

日陰はとにかく寒いし道路の凍結も怖い

奈良市月ヶ瀬桃香野の製茶工場は一見春っぽい

脇道には白い物が見える

日陰の茶畑はやっぱり霜が降りている

つづく