京都府笠置町の集落
集落からキャンプ場や駅方面を見た景色
人口1100人の過疎の町
京都府笠置町は2013年ごろのニュースで、1年半出生ゼロと書かれている。
2010年の人口が1,626人で2019年現在は1,191人なので、6年くらい子供が生まれていないのかもしれない。
笠置小学校は生徒数約25人、笠置中学校は隣の山城村にあって生徒数約55人となっています。
人口からは「村」であり、その割に生徒数が多いのだが、周辺の町村の合併した広域連合小学校であるためらしい。
京都府笠置町は過疎と言っても奈良県十津川村や野迫川村とは異なり、木更津市と伊賀市の中間に位置している。
どちらも笠置町からの距離は7キロほどで人口数万人の市街があり、行き来する車のためにコンビニや飲食店などもある。
国道から木津川を挟んでキャンプ場と駅が見える。
平日なのにそこそこキャンプ客が居ます
集落に入ると景色が一変します、これは空き家
火の見櫓がある集会場
集落の中心に位置する十字路だが誰も居ない
住んでいる気配がする家をチラホラ見かけます
現役の車があると賑わっている感じがします
これは18年秋の強風で吹き飛ばされたのでしょう
徐々に廃墟感がある家が増していきます
観光地がある付近だけ賑わっている
笠置町は温泉やキャンプ場や森林公園など観光地に恵まれていて、駅前の大キャンプ場はいつ見てもキャンプ客が居る。
通勤の便もそう悪くないので、田舎に住みたいが便利さも享受したい人には適した移住地だと思います。
とは言え賑やかなのは国道と行楽地だけであり、細い道を入って奥に進むと、見慣れた過疎集落が存在する。
木津川の北側を少し上ると農家が点在しているが、斜面なので水田は無く、僅かな畑と狭い果樹園の零細農家です。
元は山地の大半を占める杉林による林業が中心だったと思われるが、林業は収入にならなくなった。
農家が点在する国道近くからもっと山に入ると、廃屋が目立つようになり、生活感が乏しくなっていく。
笠置町の国道周辺は意外に賑わっている印象を受けるものの、脇道に入るとなるほど人口千人でしかないのを納得する。
これが人が住んでる最後の家だったと思います
コミュニティバス停留所ですが後ろは空き家でしょう
リフォームしたら古民家になりそうです
水場の背後の林に残骸が見えます
つくりから家畜小屋のようです
広場の隅の崩壊した建物、これも家畜小屋でしょう
村の八幡宮に続く道は、完璧に清掃されていた
住民の精神的支柱だったのでしょう
本来の参道は階段です