笠置町から南山城村の山間集落
南山城村は隣町より人口が多い
前回は笠置町の山の中の集落を通り、八幡宮という村の神社まで来ました。
この笠置町は人口約1100人で9年間で500人も人口が減った過疎集落で、1000人を割ったら周辺自治体と合併するでしょう。
笠置町の隣りは南山城村で人口は約2500人、町である笠置町より村である南山城村の方が人口が多い。
人口密度は笠置町が高いのだが面積は南山城村が2.8倍あるためで、中心には名張川が流れています。
名張川は高山ダムという大きなダムがせき止めていて、ダムは発電所なので職場でもあり、多額の補助金が自治体に交付されます。
奈良県南部でも十津川村などダムがある村は開けていて、ダム無し村が寂れているのに似ています。
和束町に近い場所では茶畑が多い
水田もところどころにある
中心部の集落にある国津神社
文化5年(1808年)はペリー来航の45年前
日露戦争にこの集落から出兵した人の名前らしいです
このバッジも日露出兵と関係がありそうです
平野部から南部の山に入ります
豊かな南部と貧しい山間部
ダムと湖と川があるので釣りやレジャー客も来て一石二鳥、職場があるので過疎の村ながらそこそこ賑わっている。
隣の笠置町もキャンプ場や木津川があり、その隣りには奈良市が隣接しているので通勤も可能です。
南山城村は木津川を挟んで北側が何もない山間部、南側は川やダムやゴルフ場などがあり観光客がやってくる。
正直木津川の北側は不便なだけで住みたい場所ではなく、たまに見かける民家は空き家か廃屋が多い。
北側の和束町は緑茶の名産地で知られていて、南山城村でも茶畑がある茶農家は裕福層です。
それでは皆茶農家になれば良さそうだが、日当たりや条件があるらしく、決まった場所にしか茶畑はない。
観光地周辺や茶畑農家が裕福そうで、国道沿いの通勤便利な場所は新しい家があるが、不便で何もない立地だと貧しい家が目立つ。
田舎には田舎の貧富の差があって、先祖から受け継いだ土地の良しあしで決まってしまう。
見慣れない鳥が道路を横断していました
南部にも茶畑がある
茶農家は立派で裕福そうな家が多い
絵葉書のような茶畑
集落の小さな祠
これも別の小さな神社
これは空き家