奈良市月ヶ瀬の傾斜集落と水越神社
傾斜集落
斜面の傾斜集落には不思議な魅力があり、日本に在りながら遠い国の風景のように見えます。
このブログでも何度も取り上げてきたが、写真で伝えるのは非常に難しい。
というのは斜面にある集落は山間地にあり、地形や障害物で全体を見渡せません。
上からは樹木に遮られて下が見れないのが普通だし、下から見上げても数軒の家と樹々が見えるだけです。
ラッキーな場所では少し離れた反対側から全体を撮れるが、そんな傾斜集落は滅多にない。
奈良市月ヶ瀬桃香野の集落もそうで、山影で薄暗く場所が狭いので、写真ではあまり伝わらない。
今回のもう一カ所は奈良市邑地町の水越神社で、寒村の秘境といった趣で、橋を渡った川の向こうに神社がある。
神社は深い森に囲まれていて、参道を歩くと幻想的な雰囲気になっている。
水越神社の社叢(神社の森)は天然記念物に指定されていて、社殿の横には巨木が立っている。
全国的にはまったく無名で無人の神社だが、観光地ではない「何もない田舎」が好きな人には良いと思う。
かなりの急傾斜です
小さな小川が作った斜面に家々がしがみついている
山の裏側上部には大きめの神社がある
神社からは名張川や周囲を見渡せる
平地が無いので一軒一軒工夫して建てられている
この道を車も通る
この木は何かの意味がある気がします
水越神社
水越神社がある農村、というか近くに家がない
この森は天然記念物
太いのが御神木でしょう
日が当たらないので苔が生えている
中から外を見るときれいです
この森を通る参道がとてもいいです
苔にも風格が感じられる