東大阪の市杵嶋姫神社と八尾市の心合寺山古墳
都会の田舎
東大阪市の市杵嶋姫神社は大都市に面していながら僻地と言える場所にある。
東大阪市は大阪平野の東端にあたり、生駒山を挟んで反対側が奈良盆地になります。
平地から斜面を上がった場所が客坊町で、斜面は住宅地として古くから開発されてきました。
今は団地やアパートもあるが道は細く入り組んでいるので、自動車を止める駐車場などはない。
現代は電動アシスト自転車という便利なものがあるが、自転車で坂を上るのは不可能で押して歩かなくてはならない。
その坂の住宅地の最上部に市杵嶋姫神社があり、客坊町から大阪市内まで見渡せる。
天気が良ければあべのハルカスまで見えるほどで、鳥居からみたここの景色は好きです。
市杵嶋姫神社から2キロほど南下すると八尾市の心合寺山古墳という前方後円墳があります。
ここが珍しいのは「新築時」の状態を復元して展示してあることで、埴輪や石垣も築造時を復元してある。
外濠を含めると200m以上あり、遊歩道になっていて周囲を歩いたり墳丘部に上ることもできます。
後円部が一番高くなっているので、周囲を見渡す展望台になっています。
奈良県高取町の市尾墓山古墳なども上には上がれるが、新築字の状態ではなく現代の状態のままになっている。
前方後円墳は新築時はもっと高さがあり階段状になっていたが、千年以上の時間で階段は崩れ低くなる。
やがて木が育ち小さな森が形成され、写真で見る前方後円墳になります。
自然に風化した状態も良いが、築造時の状況を復元した前方後円墳も面白い。
市杵嶋姫神社
この日は空が青かった
手すりは竹でできている
大都市の近くなのに農地がある
心合寺山古墳、石垣は復元で積んだもの
四角のほうは低くなっている
なだらかな斜面に埴輪が並ぶ
スキーのジャンプ台のようになっていました
このようにカクカクしていた