黒滝村の廃小学校や小集落
今まさに消えゆく村
奈良県吉野郡黒滝村は人口約588人だが1992年に約1400人、2000年時点でも1200人が住んでいました。
最近20年間で人口が半減し奈良県内でも下から3番目で、もっと下は上北山村と野迫川村だけになった。
出生数を見ると最近は年間0から4人で、小学校の1学年も一人から数人程度です。
仮に年3人生まれて平均85歳まで生きたとしても、人口250人になり、都会に半数が出ていったら125人になってしまう。
これでは近い将来自治体として活動できなくなるので、周辺自治体との統合などが行われるでしょう。
黒滝村の隣りには五條市という大きな市があり、町村合併で2005年頃には3万7000人以上でした。
だが今では2万8000人まで減少しており、特に統合した山間部は人口ゼロに近づいている。
黒滝村を五條市に統合してもおそらく人口減は止まらず、最終的に集落が消滅するでしょう。
黒滝村の丹生川上流には戸数十数軒の集落があるが、見るたびに自動車やシャッターが空いた車庫が減っている。
車があるのは運転する年台の人が住んでいるという事で、それがなくなるのは引っ越したのを意味する。
黒滝村の多くの集落では毎年目に見えて空き家が増えています。
御吉野という集落
急傾斜を上がった場所にも家があった
上から見た集落
昭和40年頃廃校になった小学校
村全体もいつかこうなる