吉野町の家並みと、東吉野村の謎のレジャー施設
吉野町の吉野川
奈良県南部を吉野川を東西に流れていて吉野川より北は平野部で人間の居住地域になっている。
吉野川より南は山ばかりで町というものは無くなり、集落が点々とする山間部になります。
それでも世界遺産の吉野山あたりは栄えていて、かなりの民家や土産物屋が並んでいる。
吉野川沿いには吉野町の街並みがあるが、川沿いの国道169号線が幹線道路になり商店街は旧道になった。
ここは限界地域では無いのでローソンや吉野スーパーなどもあり、新しい民家もあり若い人が多く住んでいる。
吉野川沿いの五條市平野部、大淀町、吉野町が文明の限界点で、そこから先は商店やガソリンスタンドはなくなる(あっても営業中とは限らない)
吉野町の上流には東吉野村があり、かつては吉野川の南に西吉野村も存在したようです。
どちらも吉野町の近くなので住めない事は無いが、どうせなら町のほうが便利なので過疎化が進んでいる。
吉野町はほぼ平野部なのに対し東吉野村は全域が山間部で、「ニホンオオカミ最後の生息地」という石碑が建っている。
吉野町の吉野川、河川敷を駐車場として貸していて賑わっています
川沿いの国道169号線、裏側には旧道と寂れた街がある
国道と旧道が交差するところ、奥に入ると古い住宅が多い
立野バス停、向こう側は吉野高校
かつては商店がたくさんあり賑わっていたようです
吉野町の賑わっている辺りでこんなもんです
東吉野村に入ると限界点を超えた感じになる
前から気になっていた場所に止まってみます
東吉野村と消滅寸前の村々
幕末には最初に決起した天誅組が逃亡し、隠れていたが幕府に討ち取られたという、限界集落を象徴するエピソードもある。
東吉野村が合併しなかった理由はおそらく「周囲も同じくらい田舎だから」でしょう。
西吉野村の隣りは五條市でイオンやマクドナルドがある(この辺では誇れる)くらいの都会だったので、五條市と合併しました。
東吉野村の周囲は吉野町と川上村と御杖村と宇陀市で、正直言ってどれも大して変わらないです。
宇陀市ってのも面積が広いだけで相当な田舎なので、くっついたから東吉野村が都会になるわけでもない。
という訳でこの辺の村々はもうしばらくの間は、独立した過疎の村として存続しそうです。
でもどれも人口1000人程度しか居ないので(東吉野村は約1500人)、いずれは統合され村としては消えていく運命です。
吉野町を中心に合併しても良いのだが、大淀町と吉野町と周辺の村を合わせてやっと3万人程度で、市に必要な5万人には及ばない。
市町村の合併の特例の3万人は満たしそうなので、将来吉野市になる可能性も残されている。
過疎の村を盛り上げようという運動もあるが、現地に行くと子供がまったく居ないので、どう見ても将来人口は数分の1に減少します。
この自販機が珍しいお弁当自販機です。
シートをめくってメニューを確認します
カレー、五目さば、焼きそばでした
自販機の後ろは休憩所になっている
ベンチは無断駐車ダメとあります
駐車場1500円は高い気がする
後ろの吉野川で川遊びするためのレジャー施設らしいです
花が咲いていて川遊びできる水深です
この辺で釣りしてる人が多い
謎の廃屋は現役のレジャー施設でした
つづく