冬の十津川流域、旧大塔村の辻堂
今年最後の十津川村
12月前半に十津川村へ行き、今年最後のつもりだったので最初は夏のように遠大な計画を練りました。
十津川村はおおまかにいって北の方から谷瀬の吊り橋、道の駅と役場がある中心部、高校や温泉がある南部になります。
今年最後なので欲張って南部まで行き、山をぐるっと回って新たな集落を発見するつもりでした。
実際バイクで大阪から走ってみると天気予報では最高15度くらいだったのに、天辻峠付近ではマイナスだったと思います。
ワークマンのイージスを着込んでいたのでそれほど寒くなかったが、タイヤのグリップが低下するので速度は出せません。
風もやや強いので思ったより時間がかかり、谷瀬の吊り橋で引き返すことにしました。
その分途中で寄り道し、だらだらと回りながら走ったので余計に時間がかかりました。
春から秋には水を湛えていた猿谷貯水池は渇水期なのが地面が露出し、いかにも寒そうな風景でした。
途中の辻堂や清水集落は夏でも人が歩いていないのですが、冬は災害工事の作業員や重機すら動いておらずまったくの無人です。
この数年で十津川流域は連続水害に襲われたが、そのおかげで国の予算が降りて大規模な防災工事が行われている。
そうした災害でもなければこの辺りはとっくに廃村になっていた筈で、災害も悪い事ばかりではない。
十津川流域の国道沿い集落には新しい老人介護施設がポツポツとあり、ダムや災害工事と共に雇用先となっている。
流域で災害が起きると下流の都市の被害を防ぐため防災工事が行われ、道路が立派になり村にお金が落ちるという流れです。
でも不便な場所なので新たに越してくる人はほとんど居らず、職員は五條市や吉野から通っている人も多いでしょう。
猿谷貯水池は水位が下がって地面が見えている
ここで気温0度なら天辻峠はマイナスだったでしょう
速度が落ち時間がかかる
猿谷貯水池を周回して猿谷ダムに出ようと思います
向こうのダムまで行こうと思います
ダムまでの道は使われず落ち葉と樹木で塞がっていた
一旦国道に戻って迂回して猿谷ダムに着きました
ダムの手前に猿谷隧道があるので通ります
すると辻堂集落に出ます
郵便局やガソリンスタンドがあるが住人は少ない
辻堂の中心部ですが台風で壊れたようです
この橋の上からの眺めがお勧め
斜面に家屋があり、山崩れで砂防ダムを作ったらこうなった
国道沿い集落にはバスが通るが乗客はあまり居ない
辻堂集落の全景、昔は小学校や病院、旅館もあったようです
ここも山崩れで砂防ダムをつくっています
旧道は山崩れが多いので高速道路のような道ができ、集落を車が通らなくなった
つづく