吉野山の紅葉と吉野水分神社
吉野山の紅葉
11月中頃に吉野山の紅葉を撮りに行きました。
紅葉は山の中ならどこにでもある気がしていましたが、奈良県南部は杉林が多いので、特定の場所以外はありません。
吉野山はかなり有名なスポットで、春には桜のスポットになるという便利な場所です。
紅葉カメラマンみたいな人が大勢いるのかなと思ったが、平日午前中だったからか誰も見かけませんでした。
吉野水分神社は結構有名ですが、自分の他は1人が入れ替わりに出て行っただけで閑散としていました。
昔の京都や奈良公園もこんな感じでしたが、今は朝から満員電車みたいになっています。
吉野は今は山を差しますが、奈良時代以前は川を差していたようです。
つまり西の十津川、東の吉野川に挟まれた紀伊半島の水系や山脈全体を吉野と呼んでいたようです。
飛鳥時代以前は山岳地帯に住む人は少なく、平野部の人口が増えて木材需要が増えたので、山に住む林業従事者が増えた。
木材はあらゆる用途に使える万能資源で再生可能だったので、明治中頃まで1000年以上に渡って栄えました。
だが石炭と石油が登場して木材は不要になり、日本中の山岳集落は過疎化し消滅の過程にあります。
吉野山は世界遺産の観光地なのでそこそこ栄えており、観光と参拝客によって支えられています。
現代の山岳集落は観光とかダム、発電や防災工事、果樹園などが主要産業で、現金収入がない集落は消え去るのみです。
ケーブルカーの駅がある手前の休憩所あたり
春は向こうの山に桜がパーっと咲きます
春はこんな感じです(19年4月12日)
紅葉がとても綺麗です
仁王門はずっと改修工事しています
千本桜がある坂からの眺め
仁王門や土産物屋は山の尾根に並んでいる
春は花見客で大混雑ですが今は閑散としています
吉野山に上ると嫌でも目に入る吉野水分神社の鳥居
寒々として寂しげです
ここも春は花見客、夏はハイキングの人で賑わいます
1分で見る吉野水分神社 pic.twitter.com/OAVrcJ0MjP
— ミトラ(mitra) (@goma_trader) 2019年11月12日
金峯山寺 黒門、修学旅行シーズンは高校生が大勢います
黒門前の土産物屋
昼頃になると高齢者の観光客が出てきていました
超急いでいたので昼前に帰りました