十津川村武蔵は戦前の農村の面影が残る集落
昭和前期の風景が残る集落
奈良県南部の山間地は冬季は雪が降って路面も凍結するのでバイクでは行けなくなります。
行けるうちに行っておこうと思い10月中頃に十津川村武蔵集落まで行ってきました。
2018年11月にも行っていて、旧武蔵小学校の十津川村教育資料館に入って展示物などを見ました。
旧武蔵小学校は開館日が4月から11月までの第2・第4日曜日の10:00から16:00だけという幻の小学校なので入っておいてよかったです。
木造なのでいつかは老朽化で入れなくなるのが予想され、永久にそのままの姿で存在する訳ではありません。
武蔵集落は十津川村役場がある中心部から近いが、それでも車で山間部の山道に入って10分以上はかかるでしょう。
行き止まりの集落だが水田などの農地が美しく、過疎の筈だが活気が感じられる良い集落でした。
今度の目的地は小学校近くにある皇大神社で、名前が気に入ったのとネットで見たら古そうでした。
今までの経験では名前が平凡な平野部の神社はつまらないのが多く、山間部の変わった名前の神社は個性的なのが多い。
集落唯一の神社で苔むした階段や古い建物、祭りに使ったと思われる広場などが良い雰囲気でした。
武蔵集落は稲刈りが終わって「はざかけ」に稲を干してあり、数十年前の農村の風景がありました。
十津川村には昭和や戦前の面影を残す集落が多いので、来年も何度か行くことになるでしょう。
十津川荘を右に曲がる
村はずれに神社がある筈です
昭和の昔そのままの光景
汚れきった心すら矯正されそう
皇大神社に着きました
苔むした石やすり減った階段、すえた木の匂い
石垣は村人が一つずつ積んだのでしょう
奥には天照などが祭ってあった
さっきの田んぼに戻ってみます
ここでははざかけが一般的なようです
学校前のメインストリートに出ます
左が体育館で右が校舎
中に入れる開館日はとても少ない
十津川村は20校以上の小学校が廃校になった
小学校の先まで歩いてみます
おいしいお米になるのでしょう
過疎だけど新しい家が多いですね
おわり
旧十津川武蔵小学校(十津川村教育資料館)開館日のようす