吉野山の千本桜をバイクで花見
金峯山寺から如意輪寺に降りていく途中
才谷地区から吉野山を目指す
吉野山は花見の名所として知られていて、千本桜と呼ばれる景勝地が何カ所かあります。
吉野山周辺は秋から初春にかけては寂しい場所で、あまり人が歩いていません。
逆にその頃は吉野山の山中をバイクで走り放題になり、、まだ通っていない道がないかうろうろしていました。
桜が咲く場所はだいたい通ったことがあったので、平日ならまだ空いてるだろうと思いバイクで回ってみました。(4月12日)
吉野山の主な道路は狭い一方通行なので、道を知っていないと返り討ちにあります。
普通に正面から行ったのでは面白くないし、正面の道路は混雑するので裏山から林道を通って桜の道に出ることにしました。
下市町の下市温泉から県道に入り、県道48号線から才谷という集落を上ると「才谷の稲荷桜」が桜の名称としてマップに表示されます。
その辺は以前通って気になっていたので、周辺の風景を撮影してから吉野山に入ることにしました。
才谷という集落は過疎の農村で高地集落というほどでもない微妙な高い場所にあります。
奈良県南部のように完全に隔絶されておらず、車で町に行ける距離なので、そこそこ人が残っています。
桜の名所に行ってみるとそこは才谷小学校跡で、学校の向かいの坂を上ると神社の中に「才谷の稲荷桜」がありました。
nhkで取り上げられた有名な古木だそうですが、まだ満開ではないように見えました。
学校の隣りの家に放し飼いの犬が2匹居て、そのうちの一匹がずっと吠え続けていました。
下市温泉の忠魂碑の桜、この時は曇っていました
山間地の農村を通ります
青い家がある辺りでウグイスが盛んに鳴いていました
同じつくりの廃屋が並ぶ通り、何があったのだろうか
才谷地区に着きました
左手の建物はこの地区には不釣り合いに大きい
才谷小学校跡、左側はトラックが居たのでカット
この桜の隣りの家の犬がずっと吠えていました
裏側からこっそり吉野山へ
才谷地区を後にして林道から吉野山に入り、通常とは逆に上から下に山を降りてみます。
千本桜があるのは上から下への一方通行なんですが、そこに降りてくるには吉野山の裏側をぐるっと一周する必要があります。
表側は予想以上に観光客が多く、平日なのに至るところで長い行列ができていました。
山上の展望台などにはバスが出ているが、バスの待ち時間が1時間であると、スピーカーで怒鳴っていました。
そんな観光客の横を通って山を一周し、修業門から水分神社を通ってジグザグの桜坂を降りていきます。
車を止める場所はほぼないが、小型バイクの利点を生かして適当に止めては写真を撮ります。
土産物屋や金峯山寺がある場所まで降りて、普段はまったく人が居ない如意輪寺を通って下山します。
如意輪寺には後醍醐天皇陵があるので天皇陵めぐりをしていたころに、何度か通ったことがあります。
するとここにも観光バスや大勢の観光客が居て、カメラやスマホで写真を撮っていました。
普段はなんのためにあるのか不明な広大な駐車場もすべて車で埋め尽くされていた。
吉野山のビジネスモデルは海の家に似ていて、春から秋の行楽シーズンで1年分の売り上げを稼ぎ出しているようです。
千本桜が見えてきましたが
一方通行の道を降りるため裏側を一周します
すると普段は無人の修業門に出るが、ハイカーが大勢いる
オバケ屋敷のような水分神社も今日は賑わっている
この桜並木のつづら折れを降りたかった
みんな道の外に出てお弁当を食べたりしている
途中の休憩所みたいな場所です
写っていない所は物凄い人出です
これは帰り道の後醍醐天皇陵へ向かう道です
素人が撮ってもこんなに綺麗です
さっきまで居た吉野山の町が見えます
という事は向こうからこっちを見ていたんですね
2年間止まっていた吉野山ロープウェーが動いているのを発見
これで吉野山に観光客を送り込んでいました
機会があったら乗ってみたいと思います
おわり