明日香村でキトラや高松塚周辺の農村めぐり
春の気配を探しに
4月の始めに春らしい写真を撮りたいと思い、明日香村に出かけました。
吉野山の桜を見に行くより前だったのだが、桜のシーズンに記事を書いた方が良いような気がして、吉野山を先に書いた。
4月の始めは寒の戻りで朝は真冬並みの4度以下だが午後からは20度くらいになるという変な天気でした。
するとバイクなので朝出かける時はワークマンの防寒着を着て、暑くなると脱ぎ捨てるという面倒なことになる。
太陽で大地と空気が温まると11時ころには汗だくになり、脱ぎ捨ててシート下のスペースに入れる。
こんな時収納スペースがあるスクーターはとても便利です。
高取町から近鉄吉野線に沿って国道169号で飛鳥駅に向かうと、途中で「キトラ古墳」という看板があるので右折します。
ホタルが住む農村を通って普通はキトラ古墳に行くのだが、裏側の農村に行ってみます。
キトラ古墳はもう埋め立てられていて土饅頭しかないし、保存してある資料館は去年見ました。
こういう風景を見るとスカっとします
ここはホタルの保護区みたいです
明日香村はこういう農道がそこらじゅうにある
その少し先にあった白い花、花の名前は知らないのでぜんぶ花
手入れされた小さな畑
キトラ古墳を通り過ぎたあたり
細い道をずんずん歩いていくと
右に曲がるとキトラ古墳
上るとキトラ古墳の展望台に出ます
明日香村は裕福な農村
有名なので一度は行ってみるが、多くの人は一度行ったからもういいやという事になる。
それよりは古墳の周辺や裏側に残されている田園風景や農村などを見たほうが、よほど面白いです。
明日香村の農村は隣の高鳥町と比べて裕福そうな家が多く、廃屋はほぼ存在しない。
どこかから補助金が出ているのか、経営がうまく行っているのか、どの農家や田んぼも美しく保たれている。
有名な棚田にしても、平地の田んぼより効率が悪いはずなのに、伝統だけで続けられるはずがない。
それはともかく明日香村では有名な遺跡そのものよりも、周辺の農村風景が面白いです。
次は高松塚古墳ですが、キトラ古墳とは数百メートル離れている隣の小山にあります。
ここもやはり農村に取り囲まれていて、夏にはチョウチョが舞いカエルが鳴き、秋にはトンボが飛んでいます。
まるで昭和前半のような農村風景が広がっていて、違いは軽トラが新しいくらいです。
奈良県の農村を回って気づくのは成功している農村は「軽トラが新車」「農家が裕福そう」「廃屋や空き地がない」で明日香村はすべて当てはまります。
まあ廃屋だらけの廃村も見る分には面白いし、自然が豊かだとは言えます。
古墳の周りの風景が見どころ
高松塚古墳の近くにある文武天皇陵に上がってみます
おじさんがトラクターで田植えの準備をしています
上のビニールハウスはいちご狩りで大勢の人が居ました
これが文武天皇陵
小ぶりだがここから見るととても綺麗です
秋には赤とんぼが乱舞します
拝所の奥に何かが見えますね
みかん売り場、ひとつ買って食べました
ここからの風景はビニールハウス以外昔と変わってなさそう
つづく