掖上鑵子塚古墳と御所市の農村、水平社
細い道ほど面白い
秋津団地を出て近くの掖上鑵子塚古墳を通り、なるべく細い道から水平社の方に出ようと考えました。
国道や広い県道はほぼ全国どこでも同じなのに対して、細い道であるほど、開発されずに古い物が残っているからです。
掖上鑵子塚古墳は地図上では結構良かったのだが、現地に行ってみると「ただの林」で特に見るものはなかった。
大半の古墳はこうゆう物なので、周囲を回って農村を通り、古い家などを撮影しながら水平社博物館につきました。
水平社は全国で最初に解放運動を始めたのを記念して建てられ、運動そのものにはあまり関心がなかったので、中には入らなかった。
歩いて数分の距離に神武天皇神社があり、神武天皇が即位した場所であるとされています。
掖上鑵子塚古墳は空から見るといい形だが
地上からは畑の中の林
神武天皇はわたしの推測では西暦200年前後の人物なので、事実とすれば神社ができる前の出来事でしょう。
神社が作られたのは西暦500年以降で、その前は弥生式の祭祀場が全国に存在していたと考えられる。
初期の天皇陵ほど奈良県南部にあり、御所市から明日香村にかけても前方後円墳が多く存在するので、可能性がなくはない。
天皇陵の周囲に部落があり、貧しい農村があるというのも定番で、明治から昭和にかけて激しい解放運動が起こった。
細い農道を走ると
懐かしいブラウン管テレビが積んであった
このような農地が続く
平地は少ないので古い家は石垣の上に在る
農村にはこうした作業場などもある
ツタに覆われている
水平社に到着、人を拒絶する雰囲気がある
すぐそばの神武天皇神社に行く
建物自体はそれほど古くない
周辺には古い住宅が多い
草に覆われようとしている
門付(かどづけ)的なことをする人たち
古い元商店
人権看板が多い