春の十津川周辺集落の様子とユーチューブ
世の中はめんどくさい
桜が咲いていたころ皆自粛していたらしいですが、自粛破りをしてあちこちに出かけて撮影していました。
行く先は誰も居ない林道とか無人集落とか、人より猿が多い過疎地でしたが。
十津川水域の正確には五條市旧大塔村の集落を回って、動画や写真を撮りました。
YouTubeは登録者1000人を達成して収益化してから行き詰っていて、むしろ再生数は減っています。
減った理由は知識を得て違反によるペナルティを警戒し、自重していたからでした。
過疎集落に行くと自動的に8割が空き家で、そのうち1割が廃屋なのですが、そのまま動画にすると不快に思う人が居ます。
YouTubeをやる前は、遠く離れた人が動画を見ると思っていたが、実際は「その土地に住んでいる人」の視聴が多かった。
ありのままに廃屋などを写すと「お前は俺の村を侮辱している」とクレームが来たり通報されたりします。
何も違反してないので通報されても平気かというと、規約には「他人が不快に思う動画」という絶妙な禁止事項があります。
その人が不快に思えば違反になりかねない訳で、実際通報されたらしく一つの動画は収益化制限がつきました。
これはその動画だけ広告が付かないという意味で大した事では無いようですが、今後も続くと困る。
他の人がやっている動画を見ると「とりあえず褒めまくる」、ボロボロの廃墟集落を歩きながら「素晴らしい自然に恵まれていますね」とか言う人も居ます。
あるいはまったく文字や言葉の説明なく淡々と歩く人も居て、その方が違反や制限を受けにくいようです。
廃墟を見て「素晴らしい古民家です」とか言うよりは完全に無言のほうがましでしょう。
廃村寸前の過疎地で「人情があふれている」とかもあり得ない話で、多くの土地では排他的で警戒心が強いです。
ああいうのはテレビ局だから親切に振る舞ってるので、知らないよそ者は「敵の部族」として扱われるでしょう。
自分も子供の頃、田舎では大人から「よそ者は敵だ」と教わりましたから
美しいものの隣りには、だいたい汚いものがあります
景色が美しい場所は、だいたい不便で危険なので住人が逃げ出しています
なかなかこんな場所に住めないです