旧大塔村の宇井集落と谷瀬 豪雨で地形が変わった村
宇井・清水集落
前回は奈良県五條市大塔町の辻堂まで行きましたが、そのまま十津川を下って南下しました。
辻堂の次は清水という集落があるが標識は宇井になっていて、十津川を挟んだ対岸には傾斜集落があります。
清水はこの数年だけで何度も災害に襲われ、対岸側の斜面の大半を削ってコンクリートで補強しました。
現在も工事中で下には堤防と道路らしい地形が作られているので、十津川沿いの対岸を走れるようになるかも知れない。
災害と防災工事のおかげで多額の予算が集落に降り、立派な小学校が作られたが2018年に廃校になった。
2011年の台風で校舎が被害を受け、離れた西吉野小学校に通っていたがそのまま廃校になった。
十津川沿いには不釣り合いな広大な公園ができていたが誰もおらず、虚しさが感じられるだけでした。
地図では40軒ほどの家屋が確認できるが、そのうち人が住んでいるのは10軒程度ではないかと思えます。
十津川対岸にも10軒ほどの民家があり、両集落を清水の吊り橋が結んでいます。
国道のバイパス化で宇井は旧道沿いになった
十津川の護岸工事をしているようだ
清水の吊り橋が両側の集落を結んでいる
さっきの宇井集落を下から見上げる
2011年水害の慰霊碑のようです
大規模な山崩れがあった
清水の吊り橋です
対岸は工事関係者の車が多く止まっていたが、住んでいる人は居ないように見えます。
宇井には駐在所がありパトカーが止まっているので、何人かの住人が住んでいるのは間違いない。
宇井集落の外れには宇井温泉があり、そちらにも小さな集落があるので全体では60軒くらいの規模でしょう。
宇井のほとんどの斜面は継ぎはぎのようにコンクリートで補強されているが、それらは豪雨の山崩れで崩壊した場所でした。
土砂崩れで集落はずたずたになったが、防災工事のおかげで国の予算が降りて道路や施設が整備された。
もし防災による投資が行われなかったら、たぶん現在よりもっとみすぼらしくなり廃墟化が進んでいたでしょう
現在も渡ることが出来ます
ここは好きなスポット、大塔村は2005年になくなった
工事が完成して草が生えたら、綺麗な場所になりそう
少し走って谷瀬の吊り橋まで来ました
谷瀬集落の下は防災工事などの拠点になっている
谷瀬も空き家が多いです
無料駐輪場(道路脇の空き地)が遠かったので吊り橋まで歩く
これは駐在所で家族で住んでいるようでした
前はここに家が建っていた気がする
つづく