ミトラのブログ 秘境と異世界

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十津川村小井の旧道巡り 謎の林道を抜け山奥の浄水場へ出る

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山上の旧道を走る

前回は十津川村山崎の集落まで旧道巡りをしたが、小井という交差点で新道と旧道が大きく離れます。

新しい道は国道168号線でトンネルで山の中を一直線に通り、すぐに十津川村中心部に出ます。

地図を見ると他に道は無いので国道が整備される前は、十津川に沿って山を迂回する道しかなかったようです。


数十年前には道沿いに民家があったのかも知れないが現在は一軒もなく、山側が崩れかけた舗装林道を通る。

十津川の両側は切り立った崖のようになっていて、旧道も山の上から川を見下ろすようになる。

十津川村というか奈良県南部は国道から離れるとほとんどスマホのGPSが使えなくなり地図も表示されない。


ここで倒れたら一日待っていても誰も通らないだろうなと思いながら、崩れた崖の横を通る。

山から下りて十津川に近づくと墓地や建物があり、山の方に入る道がいくつかあった。

こうした辺鄙な場所を走っていると、限界集落がありそうな道はピンと来るようになる。

 

168号線の旧道から十津川を見下ろした風景

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この岩はアマゾンの段ボールより大きいので、落ちてきたら軽くあの世に行けます

f:id:nonoty32a:20191008180019j:plain大きな岩が塞いでいたのを削ったようです

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赤い橋で国道と合流する

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昔はこの辺も集落だったようです

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建設会社の重機置き場などがある

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謎の設備

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ここは手入れされているので人が住んでいる

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謎の林道の先は浄水場だった

どう考えても何もありそうにない方角に狭い道が伸びていて、きれいに清掃されている。

道が使われていないなら枯れ枝や瓦礫や落ち葉が積もっている筈で、それらが落ちていないのは毎日誰かが掃除しているからです。

掃除しているからには誰かが住んでいるか何かがその道の奥にあるという事です。


行き止まりまでその道を進むことにしたが、傾斜がどんどん厳しくなり道も狭くガードレールはもちろんない。

本当にこの道の奥に誰かが住んでいるのか自信がなくなった頃、親之谷浄水場という場所に辿り着いた。

その先は登山道になっていて、浄水場と取水施設の為に林道がきれいに清掃されていたのでした。


この林道の途中には崖の先に祠があったりして、バイクで走るだけでも面白い場所でした。

小井という集落はかなり賑わっているがやはり栄えているのは国道沿いで、旧道沿いになった場所はほとんど空き家のようでした。

新しい家は国道沿いにあり旧道沿いには非常に古い家が目立つので、発展の度合いは一目で分かる。

 

不自然にきれいな林道があったので入ってみる

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道はどんどん険しくなる

傾斜がきつい場所はバイクが止まれないので写真がない

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親之谷浄水場で行き止まりでした

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真ん中の苔が滑るのでわだち跡を走るが、凸凹のコンクリートなので走りにくい

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道路わきの崖に祠がある

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また祠があります

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ここから落ちて誰かが亡くなったのでしょうか

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絶えず崖崩れしては石をどけているのでしょう

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道沿いの唯一の民家は廃屋

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