雨のみたらい渓谷(奈良県天川村)から上北山村へ
雨のみたらい渓谷
2019年の8月は雨が多くて、7月から8月にかけてバイクで出かけた日の5割が雨でした。
一応天気予報を見て雨が降らなさそうな場所に行ってるんですが、雨雲が追いかけてきて降ります。
大抵は小雨ですが帰り道に本降りになることがあり、待っていると雨が強くなりそうな時はそのまま走ります。
8月の猛暑の日中も疲れるんですが、帰りが雨だと路面が滑るので緊張するし疲労も大きくなります。
この日は大阪周辺の天気予報をくまなく確認し、降らない予報だった奈良県南部の天川村から上北山村に行きました。
大阪から奈良県はどこを通っても県境が山ですが、明らかに雨が降っている雲が見えたので、1時間ほど待機しました。
天川村にはみたらい渓谷という名勝があり、春から秋はハイキングの人たちで賑わっています。
天川村から上北山村は名前から想像がつくような山間地で、山を登るほど雨雲が濃くなり、やっぱり降り出しました。
幸いここでは本降りにならず、森の木陰で雨宿りをしてやり過ごしました。
トンネルを抜けるとみたらい渓谷だが
そこは雨だった
水の色はグリーン
樹木で覆われて雨が当たらない場所で雨宿り
待っていても止まないので走り出すことにする
山に雲がかかっているので、雲の向こうに出れば晴れていると直感が閃く
上北山村は西日本有数の秘境
上北山村は行ってみたい場所なんですが、道が曲がりくねっているため地図上の距離以上に時間がかかります。
山間集落の宝庫のような村なので、いつかじっくり回ってみたいと思います。
山間地を回るベースになるのが道の駅で、デイリーヤマザキやレストランなどがあるのを確認できました。
なにしろこの辺では周囲1時間どの方向に走ってもコンビニはなく、気の利いた休憩所もありません。
上北山村の97%が山地、奥地には木造の廃校舎とか無人になった集落、などがワンサと在るらしいので楽しみです。
上北山村は人口497人、野迫川村に次ぐ下から2番目ですが面積が広いので人口密度は奈良県で最小です。
日本有数の田舎の奈良県南部で最も文明から遠い田舎という地位を確立したからか、観光客が案外多い。
行った時はちょうど盆休みの最中だったのだが、悪天候にも関わらず自動車の渋滞ができていました。
人口たった400人の村なので、週末に数百人も観光客が来たら村の総人口に匹敵する。
宿泊施設や飲食店なども限られているので、こうした場所で観光業を営むのは、案外良いのかも知れない。
雲を目指して山を登る
砂防ダムが連なるお気に入りスポット
雲の高さまで上がると雨は止んでいました
山の反対側に降りると上北山村です
西原集落は国道沿いなので、旅館などがあり賑やかな印象
西原郵便局は下から持ち上げて高床式になっている
空き家もあるがちゃんと人が住んでいる気配がする
アパートか職員宿舎風の建物もあった