ミトラのブログ 秘境と異世界

田舎の写真、異世界、マネー、雑学

黒滝村奥地の集落 中戸地区

f:id:nonoty32a:20180827113924j:plain

 

水難を恐れて不便な土地に住んだ人々

黒滝村の河分神社は名前の通り川の分岐点で、右側の県道48号は神社わきの集落の中を通ります。

乗用車がやっと通れるほどの道幅で、道沿いには黒滝川に合流する細い川が流れている。

集落の長さは200mほどしかなく、道はすぐ杉林になって森林地帯に続いている。


山に囲まれているので集落の幅も狭く、しかも川があるので増水したら冠水してしまう。

もっと数百メートル下流側には平地があるのだが、あえてここに集落を作ったのは理由がありそうです。

下流の平野部は3本の川が合流しているので大雨になったら周囲全体が浸水してしまったでしょう。

 

黒滝村中戸のメインストリート、神社正面

f:id:nonoty32a:20180827114225j:plain

河分神社の右側に県道48号が続いている

f:id:nonoty32a:20180827114442j:plain


現代ではダムができコンクリートで護岸されているので、学校や役場などの施設は広い場所に造られています。

県道48号線を進むと金熊さんという小さな祠があり、村を水害から守る神様と書かれています。

黒滝村には龍がつく神が多く祭られているが、龍は洪水や川を意味し、この地域では水害が恐れられていたのが分かる。

 

神社のわきから集落を見る

f:id:nonoty32a:20180827114650j:plain

奥に進んで神社の方を振り返る

f:id:nonoty32a:20180827114740j:plain

この川が山を削りわずかな平地を作った

f:id:nonoty32a:20180827114848j:plain

狭い土地を少しでも広くしようと工夫している

f:id:nonoty32a:20180827114945j:plain

でも半分以上は空き家になっていました

f:id:nonoty32a:20180827115027j:plain

上にも家がありそうなので上ります

f:id:nonoty32a:20180827115102j:plain

山の上から見た集落全体

f:id:nonoty32a:20180827115215j:plain

キラキラ光るカナヘビ(とかげ)が居ました

f:id:nonoty32a:20180827115252j:plain

坂の上は農家か集荷場のようでした

f:id:nonoty32a:20180827115353j:plain

県道に戻る、村外れはほとんど空き家

f:id:nonoty32a:20180827115502j:plain

砂防ダムの水門

f:id:nonoty32a:20180827115608j:plain

これが集落を水害から守る金熊さん

f:id:nonoty32a:20180827115732j:plain

人々から大事にされてきたのが分かる

f:id:nonoty32a:20180827115829j:plain

終わり