天空の無人集落を行く 広瀬地区
天空の村、広瀬
前回は天ノ川沿いの奈良県道53号線を走って天川村に入り、広瀬という地区まで来ました。
自然の地形が残された天ノ川と山の斜面に家が点在する風景に興味を惹かれ、上まで上がることにしました。
坂道を上がり始めると人の気配はなく、自動車や自転車など人が住んでいるのを示す気配もなくなりました。
家々は放棄されているが、なぜか外の物干しざおはそのままで、今にも家の人が出てきそうな雰囲気です。
広瀬地区には寺があるのだがやはり無人で、清掃されていたが寺の名前すら分からなくなっていました。
さらに上に上がると野猿が2匹、何かを持って道路を横断していて、久しぶりに人間を見たのか慌てて逃げて行った。
広瀬地区です
それなりに賑わってるように見えます
最も上の方になると長く放棄されていた家が目立ち、草が生えて風化が始まっている。
道路のつきあたりの頂上にも家があるが、藪に覆われていてかなり長期間無人だったらしい。
そんな家にもやはり物干しざおだけは人が住んでいた時のまま残されていて、家の中には日用品も残されている。
道路は傷んでいないし綺麗な状態なので、まるで忽然と人間だけが消えたような集落だった。
このイボイボは斜面に杭を打ち込んで崖崩れを防いでいます
樹々の間を抜けていく
下からとても目立っていた建物
老人憩いの家兼避難所でした
隣りに寺があるが無人です
天の川を見下ろす
さらに上がる
ここに猿が2匹居て崖の下に降りていきました
家なのか何なのか、斜面にありました
下に降りる階段もありました
空き地にあった墓地
これが一番つきあたりの家
森に飲み込まれつつある
ピカピカの物干しざお
この階段の上にも家があり、人々が行き来していた
来た道を戻る
少しでも床面積を広げる工夫
人が住んでいそうだが誰もいない
車が走った跡はあるが人はいない
周囲の木々が伸びて
家を飲み込んでいく