高取城跡に上ってみる
高取城の本丸
鉄壁の防御の城
前回は市尾カンデ古墳に行ったものの工事現場になっていたので、その後近くの高取城に行くことにしました。
バイクだと20分くらいの距離にあり、以前から一度は上ってみたいと思っていました。
曲がりくねった山道の舗装道路を最後まで進むと道は終わっていて、高取城本丸への最短ルートです。
かなり急な斜面を徒歩で数分上ると石垣があり、その先にはひと際高い本丸の石垣が聳えていました。
上まで登る斜面は狭くわざと歩き難くしていて、上から石などを落として容易に頭を勝ち割れる。
上に居る方は圧倒的に有利で、下からは小石程度しか投げられない。
しかも上で守る方は石垣に隠れられるのに、下から登る人はどこにも隠れる場所がない。(昔は樹木がなかった)
高取城のどこから登ってもこんな形状になっていて、しかも上がりやすい道ほど、上から狙いやすくなっている。
やっと石垣までたどり着くが通路は一か所しかなく、石垣の上からは丸見えで、絶好の的になる。
梯子をかけて石垣にとりついても槍で突かれて落とされ、回り込んで階段から上がれば上から丸見えになる。
なんとかして石垣の砦を占拠しても、そこはもう一段高い本丸の石垣から丸見えなので、鉄砲や弓矢で狙われる。
やはり高い場所からは攻撃できるが、低い場所から本丸の上は攻撃できない。
このように山城である高取城は鉄壁の防御を誇り、1600年に石田三成に攻められたが持ちこたえ東軍勝利に貢献した。
壺阪寺は高取城に上る手前にある
ここは最初の上り口で車はここまで、バイクなのでもっと上に行きます
ここが行き止まりで最短ルートです
城なので上り難くしてあります
途中から下を見たところ
井戸があるようです
貞子が出そうです、井戸は埋まっていたが少し水が溜まっていた
上に石垣が見えますが、石でも落とされたら頭が割れます
ここから登ろうとすると、弓矢でピュっと射られたでしょう
つづく