十津川村玉置神社と世界遺産の小辺路
玉置神社
前回は世界遺産の十津川村玉置神社の参道を通って、やっと神社のある場所に辿り着きました。
関係者用の車が入れる整備された道があったのだが「お体の不自由な方はこちら」と書かれていたため、古い階段の道を通りました。
これが思ったより歩き難くて長く、あえて歩きたい人以外は上の平坦な道をお勧めします。
玉置神社は古い建物が多いが、現在建っているのは江戸時代中期に建てられたもののようです。
石垣などもすり減って苔が生えていて大変古そうに見えるが、殆どはやはり江戸時代のものでしょう。
石の記念碑などが全国にありますが、文字が読めるのは100年か200年までというところです。
300年くらいで石は風雨に浸食されて500年でかなり溶けてしまい、1000年も経つと元がなんだったのか分からなくなります。
これが土の中に埋まっていたものだと侵食が進まず埋めた時の状態で発見されることもあります。
なので石とか土器とかは保存だけを考えれば、掘り起こさず土に埋めたままの方が良い気がします。
古い方の参道は長くて歩き難い
頭上に古い石垣が見えてきます
これが社殿のようです
若い女性がお参りしています
パワースポットとか言うらしいです
横に回るとでかい木がにょきにょき立っています
樹齢3000年の神代杉、卑弥呼が生まれる前から生えていた事になります
茅葺の稲荷神社とか色々あるが、急いでいるので通り過ぎる
帰りは「身体の不自由な人向け」の平坦な道を通ります
巨岩の前に棒が2本差してあり綱が張ってあります。
鳥居は本来こういうものだったのかも知れません
外国人がいない観光地
玉置山には玉置神社以外に集落などはなさそうだったので、山を降りて十津川の反対側に渡りました。
玉置山の向こう側にも行きたい場所は多かったのですが、日帰りで日中に大阪に戻りたかったので、小辺路の石碑に向かいました。
果無(はてなし)山脈の果無集落に、世界遺産熊野参詣道小辺路の入り口があります。
山の尾根に細い道が伸びている写真が必ず観光ガイドに載っていて、見ると必ず「ここか」と思う場所です。
細い道は集落に伸びていて、熊野参詣道の登山口はその反対側にあります。
熊野参道は徒歩で歩くための道なので、自動車やバイクではその入り口しか見ることはできません。
今でも吉野から100キロ以上歩く修行者が居るそうですが、登山道のような道でいくつも山越えをしなくてはならず、途中には商店や旅館はほぼない。
平日だったので観光客は少なく外国人は皆無だったので、静寂を求める人には良い。
ウグイスなど野鳥や虫の声がうるさいくらいで、頭上にはトンビが旋回して獲物を探していました。
玉置山を降りて十津川の反対側に出ます
これが果無峠です
観光ガイドで見る小辺路はこんな感じ
反対側は農家です
白や黄色の蝶が舞っていました
トンビが旋回しているが、カメラで捉えられません
やっと写したトンビ
道はこのようになっています
十津川支流の上湯川ですが人工物がほぼありません
終わり