ミトラのブログ 秘境と異世界

田舎の写真、異世界、マネー、雑学

市尾カンデ古墳に行くが敗北

f:id:nonoty32a:20181220165750j:plain

 

敗北を知る

12月初めに奈良県高取町市尾の市尾カンデ古墳に行ってきました。

「市尾カンデ古墳」はネットニュースで大きく取り上げられ、渡来人の大型建築物がある集落と紹介されていました。

渡来人はブログでも何度か取り上げた事があり、ぜひこの目で見てみたいと思いました。


近鉄吉野線市尾駅の近くには以前写真を撮った「市尾墓山古墳」があり、おそらく近くにあると考えました。

暫くバイクでうろうろして見つけたのは「工事現場」で、障害者施設かなにかのために遺跡を埋め立てている所でした。

遺跡が発見されたのも施設の建設工事の途中らしく、業者や依頼者にとってはいい迷惑だったでしょう。


遺跡は道路から数十メートル奥にあり、手前には鉄板が敷かれてパワーショベルが地面を均していました。

建物が出来上がると遺跡は地面の下か、最悪の場合は建物の下になるのでしょう。

橿原市の日本最古の前方後円墳、瀬田遺跡も発見後しばらくして建物の下になり、今は存在していません。


近くにある市尾墓山古墳は大きな前方後円墳ですが、ここは珍しい「上に上がれる前方後円墳」になっています。

上に上がると周囲全体を見渡せて、千数百年前の人もこうして周囲を見渡したのだなと分かります。

前方後円墳の中は周囲より一段高くなっているので、まわりが水田だと遠くまで良く見えます。

 

報道されたときはこんな感じだったが

f:id:nonoty32a:20181220170724j:plain

国内最古の大壁建物跡か、奈良 渡来人の定住早まる可能性https://www.47news.jp/3016932.htmlより引用

行った時はこんな感じ、後ろの建物が同じです

f:id:nonoty32a:20181220170620j:plain

新聞写真と比べるとこの辺ですね

f:id:nonoty32a:20181220171116j:plain

遺跡の目印に棒が立ててあります

f:id:nonoty32a:20181220171219j:plain

パワーショベル達

f:id:nonoty32a:20181220171404j:plain

徒歩数分の市尾墓山古墳と関係がありそうです

f:id:nonoty32a:20181220171443j:plain

てっぺんに上ると周囲が一望できます

f:id:nonoty32a:20181220171523j:plain

つづく