市尾カンデ古墳に行くが敗北
敗北を知る
12月初めに奈良県高取町市尾の市尾カンデ古墳に行ってきました。
「市尾カンデ古墳」はネットニュースで大きく取り上げられ、渡来人の大型建築物がある集落と紹介されていました。
渡来人はブログでも何度か取り上げた事があり、ぜひこの目で見てみたいと思いました。
近鉄吉野線市尾駅の近くには以前写真を撮った「市尾墓山古墳」があり、おそらく近くにあると考えました。
暫くバイクでうろうろして見つけたのは「工事現場」で、障害者施設かなにかのために遺跡を埋め立てている所でした。
遺跡が発見されたのも施設の建設工事の途中らしく、業者や依頼者にとってはいい迷惑だったでしょう。
遺跡は道路から数十メートル奥にあり、手前には鉄板が敷かれてパワーショベルが地面を均していました。
建物が出来上がると遺跡は地面の下か、最悪の場合は建物の下になるのでしょう。
橿原市の日本最古の前方後円墳、瀬田遺跡も発見後しばらくして建物の下になり、今は存在していません。
近くにある市尾墓山古墳は大きな前方後円墳ですが、ここは珍しい「上に上がれる前方後円墳」になっています。
上に上がると周囲全体を見渡せて、千数百年前の人もこうして周囲を見渡したのだなと分かります。
前方後円墳の中は周囲より一段高くなっているので、まわりが水田だと遠くまで良く見えます。
報道されたときはこんな感じだったが
国内最古の大壁建物跡か、奈良 渡来人の定住早まる可能性https://www.47news.jp/3016932.htmlより引用
行った時はこんな感じ、後ろの建物が同じです
新聞写真と比べるとこの辺ですね
遺跡の目印に棒が立ててあります
パワーショベル達
徒歩数分の市尾墓山古墳と関係がありそうです
てっぺんに上ると周囲が一望できます
つづく