大滝ダムを一周?してきた(奈良県川上村) 後編
前回の前編
細い道には消えた村の思い出
前回は大滝ダムの堤体に行ったり、上から眺めたりした後で、国道169号線から北塩谷橋を渡りました。
国道がある側は幹線道路で反対側は村道のようになり、しかも途切れ途切れなので一周はできない。
北塩谷橋近くに小さな集落があり、川下のほうに細い道が伸びている。
先は行き止まりなのだが、途中には天武天皇神社や墓地、南朝の忠臣・大西助五郎の碑などがある。
天武天皇神社は山を登った場所にあり、上からダム湖を見下ろすことができる。
地図では堤体まで行けるのだが、土砂崩れで工事中らしく、途中で通行止めになっている。
階段を上ったら
下から移築したらしい天武天皇神社だった
引き返して北塩谷橋の上流に上ると、猟友会の立派な建物があり、鳥獣供養塔が近くにある。
さらに上に上がると「二宮金次郎」が本を読むあの像があり、なんと小学校跡だった。
置かれている写真を見ると「川上第二小学校」は木造2階建ての大きな校舎で広い運動場も写っている。
川上第二小学校は昭和58年(1983年)に廃校になり、元の所在地は湖の底に沈んだのではと想像します。
卒業生らの思い出として、その近くに石碑を建てたのでしょう。
昔の校歌などが刻んであり、寂寥感が漂っています。
天武天皇神社から見たダム湖
南朝の石碑の所で、土砂崩れのため行き止まりだった
しらや橋を渡って一度国道にもどり、井戸橋からまた反対側に渡りました。
橋を渡ってすぐトンネルがあり、細い道が上流に伸びています。
この辺に大きな集落はなかったようで、イノシシの罠などがあった程度でした。
もっと上流にはキャンプ施設や民宿があるようですが、大阪まで帰るので、国道から「道の駅 杉の湯川上」に寄って帰路につきました。
晴れていたので道の駅には「ハーレーおじさん」達が大勢集まっていました。
通行止め区間を対岸から見ると、崩れた跡がわかる
引き返して上流に行くと材木置き場がある
広い場所に猟友会の建物
猟友会が設置した鳥獣供養塔
赤い屋根が国道169号の「道の駅 杉の湯川上」
二宮金次郎さんが読書している
おそらく小学校はもっと下にありダムに沈んだ
崖から崩れた石が転がっていた
いよいよ険しい山間地になっていく
「しらや橋」から国道に戻る
井戸橋からまた反対側へ
上流の道は整備されていない印象
イノシシを捕獲する罠
道は上流に続くが帰る時間になった
「ぶこう橋」から見た上流側
「道の駅 杉の湯川上」は近くの温泉に入れる
おしまい