ミトラのブログ 秘境と異世界

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大阪府柏原市 河内堅上駅と周辺の古びた風景

駅から山を登った場所にある集落

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時間が止まったような集落

大阪府の一番東側で奈良県との境に柏原市があり、大阪市近郊では最も開発が遅れ、自然が残っている。

残っているのは自然だけではなく古い集落や、昭和のまま取り残されたような駅も含まれている。

そんな駅舎が河内堅上駅で、大和側と山の間の僅かな土地に集落と駅が存在する。

 

昭和60年に新駅ができてからそのままの河内堅上駅

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駐車場が他に何面もあり、自動車利用客を誘致しようとしたのが分かる

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近くの村から駅に行くメインストリート

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実はこの河内堅上駅より2.2km下流には関西本線の高井田駅があり、こちらは平野部で周囲が開けている。

高井田駅ができたのは1985年(昭和60年で)、河内堅上駅は1927年(昭和2年)に信号所に駅舎を付けて開業した。

高井田駅が開業するとあっというまに乗客はそちらに移り、一日の利用客数は4600人対420人と10倍以上の差がついている。

 

駅までの道

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ぶっちゃけて言えば河内堅上駅は無くても良いのだが、あっても困らないという理由で存続している。

河内堅上駅の周囲は片方が大和川の絶壁で、反対側は山が迫っているのでとても狭い。

人口を増やそうにも土地が無いのでどうしようもない、という典型的な過疎地域です。

 

山側から見た駅舎、向こう側は大和川

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昔は流行っていただろう駅前アパート

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廃墟化した周辺の農家

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だがそこを旅する者にとっては変化がなく人の入れ替わりが無いのは、古い風景がそのまま残っているのを意味する。

近代化されて自動車が通れるようになっているが、昭和や戦前は日本中がこうだったのだろうと連想させる。

おそらく近くに高井田駅が開業してからそのままなのだろう木製ベンチや、今では人が住んでいないアパートなどが周辺に見られる。

 

周辺の人は原付バイクで駅まで来るようだ

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普段は無人駅らしいが自動改札だった

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古びたベンチと新し気な電話ボックス

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駅の中から正面の商店を見る

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高台に建てられた古い家

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斜面にとりつくような家々

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農協と郵便局が主要施設

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山の上の方で見かけた唯一の商店

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朝夕は乗降客が結構あるようです

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