かつらぎ町下津川は地図から消された集落だった
廃集落に見えたが山の上に民家があった
かつらぎ町の一言主神社と奥ノ宮神社に行ったら周辺の集落はなくなっていて、神社は廃墟のようになっていました。
2つの神社は公園の中にあるらしく町道から道が伸びていて、鳥居の中の遊歩道に繋がっています。
遊歩道は川沿いに三重の滝という名勝まで続いているらしく、おそらくバブル期の昭和末に整備されたのでしょう。
1980年台の日本はお金が余っていて、日本中に大型公園や自然公園が作られ、村おこしとしても注目されていました。
そうした観光地の中には今も賑わっている場所もあるし、荒廃して誰も訪れなくなった場所もあります。
かつらぎ町一言主神社がある下津川は国土地理院の地図にはあるが、グーグルマップからは地名も表示されない。
つまり廃村扱いということで、確かに平野部から山地に入るともう民家は一軒も見えなかった。
家はないが川沿いに畑や果樹園が点在し手入れされているのに、周囲に家がないのはおかしいと気付きました。
川沿いの道からは周囲の山に登る舗装林道が枝分かれしていて、山の上に集落がある筈と検討をつけた。
一言主神社周辺は見渡す限り民家がないのが不自然だった
山道を上ったら民家があった
道は行き止まりで空き缶の山と運搬用のケーブル装置があった
向こう側の集落にも上がってみます
川を挟んだ反対側の山上にも集落がある
結構大きな集落だが10軒ほどでしょう
道は行き止まりになっています
高地集落はゴミ出しも大変
いくつかの山に上がってみると、予想通り数軒ずつ山の途中に民家が点在していました。
畑がある平野部にはまだ土地に余裕があるのに、なぜ山上だけに集落があるのかは不思議です。
もしかしたら水がちょろちょろ流れる小川は豪雨で濁流になり、平野部だと流されるのかも知れません。
小さな集落でもその集落の名前があるもので、国土地理院地図で確認したらその辺は下津川となっていた。
最初に上がった集落は3軒ほどしかなかったが、人が乗れないロープウェーのような装置がありなぜか空き缶の袋が山積みだった。
2番目に上がった集落はもっと大きく、広場のような場所にやはりミニロープウェー装置があった。
やはり周囲には空き缶の袋があり、おそらく大きな集落は高い場所にあり道が狭く急なのでゴミ収集車が入れない。
しかも集落の道は行き止まりなので入れたとしてもUターンできずバックで降りるしかない。
そこで少し低い方の集落に空き缶やゴミ袋を送って、収集車に回収してもらっている気がした。
向こうの山のケーブルの終点がここのようです
細い道も撮りたかったがバイクを止める場所がない
ここは柿などの集荷場でしょう
向こう側の山と集落が見える
他の山にも上がってみます
2軒ほどの集落だが人が住んでいる家があった
ここは住んでいるのか微妙
イノシシ罠ですがイノシシは柿を食べるんでしょうか