五條市の紀ノ川から吉野川沿いにバイクで走る
恋野中将姫の伝説
奈良県を横に流れ南部と北部を分かつ吉野川は、和歌山県では紀ノ川という名前になります。
その境目は五條市で、地図を見ると橋本市の「恋野」という可愛らしい場所で名前が変わります。
恋野の地名は奈良時代の恋野中将姫からつけられたとされています。
恋野中将姫は藤原豊成の娘で当時の藤原家は朝廷すら支配するほどの権力を握っていました。
恋野中将姫はたいそう美人で頭脳明晰だったので継母から妬まれて命を狙われ、政争に巻き込まれないため仏門に入りました。
中将姫が恋野の雲雀山に身を潜めていたのは年表によると1年ほどで、その後は二上山の當麻寺に移っている。
あべのハルカスから日が昇る
御所市の田んぼ
16歳の時に淳仁天皇の後宮(側室)に望まれたが、断って尼となり法如という戒名を得た。
29歳でなくなったが1年で1000巻の写経をしたとか、一夜で曼荼羅を織ったとされている。
9歳の時に孝謙天皇の前で琴を演奏して賞賛されたという記録もあるので、音楽の才能にも恵まれていたようです。
美人で聡明で薄幸というところが人々の興味を引いたのでしょう。
今回の旅は恋野中将姫とは関係なく、吉野川から山中に向かいます。
吉野川の橋を渡る
稲刈りの済んだ田んぼでもみ殻を焼いていた
芝崎河川公園のあたり
この辺は川が浅いので水遊びも可能
その先には廃校の南阿太小学校がある
現在は麻袋工場になっている
田んぼのはざ掛け
南阿太簡易郵便局は外観がかわいい
八田地区からは吉野川対岸のソーラー発電所が見える
大胆に森を伐採しているが崩れないのでしょうか?
つづく