旧茄子原小学校跡を訪問
茄子原小学校
丹生川を遡って宗川になり国道168号線はいつしか奈良県道49号線になり、すっかり山奥になりました。
今回の目的地は旧茄子原小学校ですが、特に情報は無く、グーグルマップでたまたま目についただけです。
目的地なしに出かけると本当にあてもなくフラフラし、結局コンビニと道の駅を往復するだけになりがちなので、自分は何でも良いから目的地を設定したほうが良いです。
旧茄子原小学校は西吉野町茄子原の、そこそこ民家がある場所に存在しますが、やはり現在は限界集落化しています。
山林の僻地をまわっていると一番立派なのは必ず学校で、次が幼稚園や保育園の建物です。
子供が一人もいない集落でも子供のための公園や遊具は残っていて、廃墟感が漂っています。
茄子原小学校の周辺、あまり栄えてはいない
学校近くには民家があるがほぼ空き家です
過疎地にとって子供がいかに大事かが分かり、その学校を閉鎖するのはそれだけ住民が減ったのでしょう。
旧茄子原小学校は丘の上に在り、意外にも整備されていて保育所の看板が掲げられていました。
学校だった一部は福祉センターの看板がかかげられていて、現在も使用されているようです。
ある程度の住民が住んでいればこうして再利用されますが、住民が一人も居なくなった地域では学校も廃墟になります。
地図では坂を上った場所に学校跡がある
最初に目に入ったのは殉国勇士の碑
このあたりから出兵したのでしょう
小さな空き地には建物が建っていたようです
在宅福祉支援センターは小学校の一部を利用している
フェンスの奥には
整備された状態で校舎が残されています
入り口には保育所と書かれています(日曜日なので誰も居なかった)
再び県道49号に戻って旅を続けます
現れる家々のほとんどが空き家と廃墟
西吉野村は2005年に廃村になっています
この家なんかは
変形してもう一押しで倒壊しそうです
近所の家も崩壊を待つばかりです
廃屋の横を通るともの凄い臭いがするので分かります
人が住んでいそうな場所に出ました
自動販売機がまぶしい
バス停すら都会の香りがします