柳生の村はダメな観光地だった
ダメな観光地を作る奈良市
奈良市には柳生町があり、あの有名な柳生一族とかが住んでいました。
20キロほど東には伊賀忍者の伊賀市、その北側には甲賀忍者の甲賀市があり、忍者地帯を形成しています。
柳生は奈良県、伊賀は三重県、甲賀は滋賀県とそれぞれ別々に「忍者の里」を名乗っています。
そのうち柳生町に行ったのですが、観光地化されていて古い街並みとか農村、山間風景とかはありませんでした。
どこかに在ったのかも知れないが、表通りには屋敷跡などの案内板があるものの、あまり古そうには見えません。
おそらく最近新しく建てたのか、古い建物を観光地化するために改良してしまったようです。
それのどこがダメかというと、例えば道路が広くて整備されていて、バスが何台でも止められるようになっています。
古い石垣とか細い道、昔の農村や街並みは開発の邪魔だということで、綺麗になくなっています。
別に近代化された農村を見たいわけではないので、不便で古い方が価値があるのに、奈良市は補助金でそれを壊してしまうのです。
柳生町町はずれの小川、十兵衛が歩いていそうです
柳生の里はこういうイメージなんじゃないでしょうか
柳生屋敷、きれいな部分だけ写したので、そこそこに見える
柳生を通り過ぎたあたりの川、むしろここが柳生の里っぽい
ここの景色は数百年前と同じでしょう
少し寂れた集落の風情が良い
奈良市興ヶ原町という地域です
世界遺産も金儲け
これは奈良の法隆寺もそうで、観光客が来るバスのために巨大駐車場を作り、設備を近代化しています。
例えば法隆寺の建物の床には、老人が滑って転ばないようにゴムマットが敷いてあり、金属の手すりが取り付けてあります。
老人が転んで頭を打ったとしても、法隆寺で死ぬなら本望だくらいの覚悟で行くべきです。
柳生町の忍者施設は外から見ただけで「ダメダこりゃ」という感じで、入る気にはなりませんでした。
加えて言うと奈良市が考えている事は文化財とか歴史遺産とか言っていますが「金めあて」だけです。
奈良公園にしても金になればいくらでも中国人を詰め込んで、神道と仏教の聖地なのに日本人は邪魔だから追い出したりしています。
こんな連中に限って「我々が文化を保護している」と言うから反吐がでます。
そして最近世界遺産に登録された大阪堺市の仁徳天皇陵ですが、何度も言いますが住民のゴミ捨て場になっています。
世界遺産にするのも金目当てだし、世界遺産に登録されることでまた利権争いが起きるでしょう。
柳生から少し離れた水越神社に来ました
こっちのほうが景観が保存されています
神秘的で実に良いです
こういう場所が世界遺産になると、国の補助金で観光バスの駐車場にしてしまうんです
つづく