谷奥深は谷の奥深くだった
山中に孤立する家
奈良県の県道732号線を通って五條市から野迫川村に行ったとき、山の向こうにある建物が気になりました。
山は樹木に覆われて道路がないように見え、周囲から孤立してポツポツと家が建っていました。
あそこはいったいどんな場所で、どんな状況なのか後日確かめることにしました。
県道732号線は奈良県ですが一部が和歌山県高野町になっていて、見た場所はどうも和歌山側のようでした。
奈良県側の県道ですら限界に近い峠道なのに、そこから谷底に降りていくと99%が森林で、人の姿はない。
名もない川が流れていてこれまた名もない道が走っていて、谷を越えると山に上っていく。
奈良県道732号線を走っていると
反対側の山の斜面に家が見えます
すると谷奥深という集落があり、果物の集荷場があったのでそうした収穫物で成り立っているようでした。
小規模といえども集落が成立するには資金源が必要で、ここの場合は果樹園や山の収穫物でした。
谷奥深を過ぎると集落もなくなり杉林になるが、山中に孤立したような家がポツンと建っていた。
不思議なことにBSアンテナが装備してあり、老夫婦が畑仕事をしているのが見えた。
谷奥深という場所まで行ってみます
谷底の川は大きな岩が転がっています
小さな滝がありました
集落があり右側は果物の集荷場です
広場があったので何となく降りてみる
これは昭和40年代の回転遊具!けが人が出て禁止されたやつです
どんな小さな集落にも寺があり
神社があります
上まで登りました
急な石段で落ち葉が積もって滑りやすい
谷奥深を出てもっと上に上がります
これが最後の集落でやはり果物の集荷場があった
さらに上へ上がる
忽然と視界が開け高圧電線が通っている
こうして見ると電線も美しい
さらに奥へ進む
一度崩壊した道を補修した跡、そこだけ道が良い
家がある
衛星アンテナ装備
和歌山県側はこどものくに学園があり、高野町に通じている
来た道を引き返すと
奈良県側の斜面にも家が見える
その場所に行ってみると、下から見えないだけで山側には道路がある
つづく