日本のピラミッド都塚古墳を訪問 (奈良県明日香村)
日本唯一のピラミッド型古墳
2015年3月ごろに、石を積んで階段状にした横穴式石室が明日香村で発見されたと発表されました。
土で覆われた内部まで6段の階段状になっていて、「日本のピラミッド」と大きく報道されました。
どうなっているのか興味があったので、4月初めに訪問してみました。
階段状古墳は日本にはほかになく、中国や半島の工法を導入しようと試みたと考えられている。
6世紀後半に築造されたが、前方後円墳の最後の天皇陵は敏達天皇(西暦560年ごろ?)なので末期にあたる。
巨大すぎる前方後円墳の築造が負担になり、もっとコンパクトな陵墓にしようと模索していたのかも知れない。
まず明日香夢の楽市で、何か季節のものがないか物色
明日香村のイチゴとヨーグルトを入手
バイクだと飛鳥駅前の交差点から石舞台古墳の横を通り、県道15号線から左に曲がるとすぐです。
現場はなだらかな斜面の途中で周囲は畑が広がり、古墳自体は非常に小さい。
被葬者は天皇や高位の人物ではなく、豪族程度の人物だろうが、同じ規模の牽牛子塚古墳(飛鳥駅裏)は斉明天皇の陵墓だった例がある。
斉明天皇は天皇を2回も務め、天智天皇や天武天皇の母という重要人物なので、陵墓が小さいから重要人物でないとは断定できない。
大きさは縦横約40m、高さ4.5mで横穴式石室の部分を覗いて土を被せられ、草が生えている。
発掘時は内部まで掘り下げられて数百人もの見学者が列を作ったが、今では周囲の畑に溶け込んでいた。
都塚古墳の場所
つくな石の標識から細い坂道を上る
道端に盛り上がった小山がある
不自然に穴が開いているのですぐ分かる
3年前はここに数百人が並んだ
土の中はこうなっている
扉が閉ざされているが
手を入れて撮影してみる
上に載っている巨石
坂の上から見る
上るなとは書いていないので登ってみた
周囲を見渡せるので景色は良い