考霊天皇陵、武烈天皇陵、顕宗天皇陵(奈良県)を訪問
孤立した3つの天皇陵
今回は考霊天皇陵(王寺町)、武烈天皇陵(香芝市)、顕宗天皇陵(香芝市)に行ってきました。
地名は分かれていますが狭い範囲に3つかたまっていて、バイクだと半日で軽く回れる感じです。
この記事の写真は2017年11月19日に撮影したものです。
天皇陵が多く存在するのは奈良県では平野部の東側橿原市周辺とその北側の奈良市周辺、西側の御所市周辺などです。
それらとは孤立した感じで、訳ありげに3つだけポツンと存在しているのが奇妙です。
孝霊天皇は第7代天皇、武烈天皇は第25代天皇、顕宗天皇は第23代天皇で親子関係などはない。
あべのハルカスを見ながら出発
考霊天皇陵に続く坂道
孝霊天皇は欠史八代つまり存在が証明されていない初代から8人の天皇の一人で、埋葬地も判明していません。
考霊天皇陵は江戸時代に治定(その場所に定めること)され、7世紀以前の古墳が最初から存在したようです。
江戸時代の人は考古学的価値をあまり考えずに「もっと立派にしてやれ」と拡大工事して現在の姿になった。
初期の天皇陵の多くはこのように「削ったり盛り上げたり」されて元の状態が分からなくなっている。
武烈天皇陵と顕宗天皇陵も同じように江戸時代に治定されたが、他にも候補地があって、もしかしたら「ただの間違い」かも知れません。
7世紀以前の古墳や天皇陵の多くは文字がない時代に造られたので、むしろはっきり特定されている方が珍しいです。
考霊天皇陵
矢印に沿って進む
はい発見
古墳というより人工的な気配、明治以降に整備したのでしょう
今までの経験では石段を上る天皇陵はほぼ偽物
登りきると
景色は良いです
もう少し上ると拝所がある
狭いので全体を撮りにくい
武烈天皇陵
武烈天皇陵は通りから奥に入った農地の中にあった
この奥にありそう
車庫のような建物が邪魔
周囲を歩けるようにはなっていない
さっぱりして小奇麗な印象
顕宗天皇陵
通りからは公園のように見えて通り過ぎた
石垣がある天皇陵はめずらしい
ここも小さいが綺麗
時間が余ったので道の駅に行ってみる
やみつきチキンに心をひかれた
みかんや柿もうまそう
イチジク7個で350円!
デビューした時やたらむかついた「せんとくん」
帰りにドトールでコーヒーを飲んだ
おしまい