京都市右京区の天皇陵(中編)文徳天皇と村上天皇
クマバチが守る陵墓
前回は4月初めに京都市右京区の光考天皇に行き、その足で文徳天皇陵に行きました。
グーグルマップでは分かりやすく書かれていますが、実際は竹藪に阻まれました。
地図上の最短ルートを通ると私有地だったり、自動車が通れない道だったりするが、小型バイクでは通れたりする。
竹藪の中のけもの道を通り、ぐるっと大回りすると、最初に行こうとしたのは裏で、表側には立派な道路があった。
文徳天皇陵は丘の上にあり周囲も自然が豊かなので休憩したかったが、「ハチ」が飛び回っていました。
丘全体が大きなクマバチのテリトリーになっているのか、人間が歩くと上空からついてきます。
文徳天皇陵に続く道、のはずだ
グーグルマップだとこの道のはず
スズメバチと違って攻撃はしないが、気分は良くないので撮影して早足で立ち去った。
この後に行く天皇陵でもクマバチがまるで守衛のように、陵墓の周囲を飛び回っていた。
文徳天皇陵の次は圓融天皇陵、次に村上天皇陵だが、村上天皇陵は丘というより山の上にあり階段をかなり上る。
築造時は景色が良かった筈だが、現在は木が伸びたので、ほぼ何も見えなくなっている。
ここでもクマバチが上空から監視していて、あれはきっと偵察兵のようなハチなのだろう。
文徳天皇は第55代天皇(827年)で、村上天皇は第62代天皇(946年)ともに平安時代で政治の実権は貴族に移っていた。
藤原氏などが権勢をふるい、天皇はしだいに名目上の権力に変わっていき、源氏と平氏の登場で武士の時代に代わる。
文徳天皇陵と村上天皇陵の場所
文徳天皇陵
舗装道路に出る
どうやらこっちが表側だった
階段を上がり奥に進む
これが文徳天皇陵
頭上を何匹もハチが飛び回っている
ハチは「さっさと出ていけ」と言っているようなので退散する
村上天皇陵
村上天皇陵の入り口は圓融天皇陵の少し先
山の上にあるので登らなくてはならない
そう高くないので軽いハイキング程度
山上なので拝所は狭い
ここにもハチが居た気がする
樹木が育ちすぎていて景色は見えない
つづく