右京区の天皇陵(後編) 宇多天皇陵
山の上の天皇陵
村上天皇陵ではちょっとしたハイキング気分で階段を上り、地図を見て近くの宇多天皇陵に行くことにしました。
グーグルマップでは道路は山道であり、途中からかなり細い道(白線表示)ですが階段ではないようです。
バイクさえ入れる道なら、急阪でも林道でもなんら問題はないと思いました。
地図に従って金閣寺へと続く道から山の方に折れ、曲がりくねった狭い峠を進みます。
それらしき道は車両進入禁止とは書かれていないものの、どう見ても登山道でバイクは登れそうにない。
「通行止め」ではないが明らかに人間専用道路の場合、もしかしたら通れるのかも知れないが、歩く事にしている。
村上天皇陵から宇多天皇陵に向かう
これが道か
でこぼこの登山道を20分くらい歩いたころ宇多天皇陵の拝所があり、途中は花が咲いていたりして楽しめました。
天皇陵は平地にあるか平地に面した低い山の上にある場合が多く、このように山に分け入った場所にあるのは珍しい。
宇多天皇は第59代天皇で867年即位、光考天皇の第七皇子で天皇になれる順位ではなかったが、政争に勝って即位した。
宇多天皇を押したのは藤原一族の藤原基経で、天皇の指名権すら握っていたのが分かる。
宇多天皇が若いころは皇位継承から外すために、源氏を名乗り源定省と呼ばれていた。
この頃から天皇の権威失墜が始まり、貴族の専横を経て源平合戦、武士の時代への流れが始まっていました。
通ってきた峠道を見下ろす
宇多天皇は源氏や藤原氏、菅原道真など身分に関わらず登用したので、有能な家臣が多く集まった。
宇多天皇は火葬され墓もつくらず土をかぶせたため、現在所在は分からなくなっている。
政争に明け暮れたので、自分の葬儀がまた政争の具にされるのを嫌ったのかも知れない。
宇多天皇 大内山陵の場所
最近水が流れた跡があるワイルドな道
花が咲いていて癒される
龍安寺と書かれた地蔵などがある
この先にありそうな気配
間違いなくここです
少し降りて拝所がある
道中はワイルドだったが拝所は普通だった
花を見ながら来た道を戻る
次は龍安寺という寺の奥に天皇陵があります
チケットを買わないと寺に入れないのだが
何十人も外国人観光客が並んでいたので断念しました
桜が咲いている川の横を通り
いつものマックで休憩して帰りました
おしまい