淳和天皇陵(京都市西京区)を訪問 山歩き
かなりの高さがあるのが分かります
淳和天皇陵の道は通行止め
どうも京都の天皇陵は山の上に上った場所にあることが多く、淳和天皇陵もその一つです。
京都の天皇陵すべてを制覇するプランとして、「左上から」順番に攻めていっています。
左上つまり右京区の天皇陵は市街地から離れた場所に点在していて、行きやすそうなのが理由です。
真ん中の市街地から訪問すると、どこまで行ったか分からなくなったり、最後に隅のほうだけ残るでしょう。
最初に「角」を取って徐々に真ん中に近づいた方が、地図上で確認しやすいです。
それは良いのだが、左上の天皇陵は山中に孤立している場合があり、淳和天皇陵もそうでした。
右に進めば淳和天皇陵のはず
林道でも進むつもりだったが完全に遮断されている
「京都人は性格が悪い」という言い伝えを思い出した
陵墓までの道路はあるのに、グーグルマップではなぜか山の下までしか目的地を指定できませんでした。
この時点で気づくべきだったのですが、現場の塩見山のふもとまで行ったら、全面車両通行止めでした。
奈良の山だと通行止めと書いてあっても「隙間」からバイクが通れるのだが、そういうサービスもありません。
無理をすればバイクを通せる歩行者用のう回路はあったが、しかたなく歩く事にしました。
山上をグーグルマップで指定出来ないので距離が分からず、漠然と「30分くらいかな」と考えました。
実際には片道約5.5kmを往復で11キロ、往復4時間かけて山登りをしてきました。
バイクなら15分で往復できる場所を、てくてくてくてくと歩いてきました。
途中には休憩所や自販機はなく、持っていた麦茶を飲んでは汗にして出しました。
猫が怪訝そうな顔でこちらを見ている
このような道を往復4時間歩いた
状況を理解し始めたのは山頂まで5kmの看板を見た時
まだ「天皇陵は山頂より下にあるかも」などと考えていた
1kmくらいでは景色を見て喜んだりしてます
工事車両やFM局や施設関係者は門のカギを開けてガンガン登っていきます。
「自分も通れば良かったのでは?」という慰問が膨らむ
山頂には工事関係者の車が止まっています
ここからが天皇陵の参道です
天皇陵は山上にあるのに杉の木だらけで景色は見えません。
設計ミスだと思います
樹々にかこまれているので、真夏は蒸し暑くて地獄でしょう
ここから下るのですが、「山歩きは下りのほうがきつい」という格言を思い出しました
景色を見ても「まだこんなにあるのか」としか思わなくなった
降りる頃にちょうど十六茶を飲みほした
上り始めてから4時間後に戻りました
工事関係者は自分たちだけ通って、しっかり鍵をかけていました
おしまい