開化天皇陵を訪問(奈良市)
開化天皇陵
奈良市の開化天皇陵は、JR奈良駅から鹿で有名な奈良公園までの道の脇にあります。
レストランやショッピングをする店が並んでいる三条通の、ワシントンホテル隣という好立地?です。
電車で奈良に来た人のほとんどが前を通るが、通りに面した部分は目立たないので気づきにくい。
天皇陵は観光地では無いので、宮内庁は観光客へ向けたアピールをしておらず、むしろ迷惑だと考えている。
入場料が入るわけではなく、ゴミを捨てたり中に侵入したら、対策費用がかかるからです。
開化天皇陵は墳丘長約100mの前方後円墳で、周囲には水を入れた壕もあるが、建物で囲まれていて何も見えない。
阪奈道路を通って大阪から奈良へ
例によって裏側から接近して通行止め
開化天皇は第9代天皇で、実在が疑われる「欠史八代」(2代から9代)の一人です。
陵墓は記紀の記述から該当する古墳をあてはめたもので、暫定的な陵墓といえる。
天皇陵は一種のモニュメント(記念碑)なので、必ずそこに本人が埋葬されている必要もない。
たとえば原爆の記念碑には誰も埋葬されていないが、だからといって偽物ではない。
実在が確実視される最初の天皇は第10代崇神天皇で西暦300年頃と考えられるので、9代の開化天皇は西暦190年頃と考えられる。
124代の天皇の平均在位期間は14年で、初期の天皇ほど在位期間が短い傾向がある。
記紀によると開化天皇は115歳まで生きたとされ、推測される事実とは大きな誤差がある。
このため初期の天皇は複数の大王を一人の人物として描いたなど、多くの説がある。
巨大古墳が建設され始めるのは西暦200年ごろからなので、ヤマト政権の巨大権力樹立もその頃と推測される。
裏側の森が天皇陵に違いない
奈良公園に続く三条通から入る
何だろうと思うが入らない微妙な地味さ
参道は両側を囲まれていて狭い
京都の天皇陵は建物や門や塀が設置されているのが多い
中には入れず周囲も周れない
通りのほうを見る