仁徳天皇皇后陵を訪問(奈良市)
夫が妹と結婚し家出
今回は奈良市の平城京に近い、仁徳天皇皇后陵に行ってきました。
ヒシャゲ古墳(磐之媛命陵)が正式名称で、この周辺には大型の前方後円墳がかたまっています。
少し西にいくと先日行った政務天皇などがあり、その北側には神功皇后陵もあります。
平城京そのものは現在は観光地っぽく整備されているのでスルーして、前方後円墳と天皇陵を回ります。
仁徳天皇は西暦300年代の初期の天皇で、仁徳天皇陵は非常に有名ですが、実際の陵墓がどこなのかは不明です。
日本書紀や古事記にも仁徳天皇は重要人物として書かれていて、皇居は大阪の難波におかれていたと言われています。
磐之媛命陵へはまっすぐの道が伸びる
仁徳天皇の時代にはすでに、半島から大勢の渡来人が移住し、大阪や奈良は渡来人で賑わっていました。
妻の磐之媛命は天皇に仕えた豪族の家系で、初の民間出身の皇后と言われている。
履中天皇・允恭天皇の実母であり、夫の仁徳天皇が異母妹の八田皇女を皇后にしたため、京都に引っ越してその地でなくなった。
今風に言えば、夫が母親の違う妹と結婚したため、家出して離縁してしまった。
仁徳天皇と八田皇女の間には子供ができなかったので、磐之媛命の子供が天皇になり、母として影響力を保持した。
仁徳天皇皇后陵は大きさもさることながら、非常に美しく整備されていて、大きいだけの天皇陵よりも存在感がある。
右側が池になって水草が浮かぶ
拝所は普通
中には入れない
向う側には水がなく草が生えている
反対側は水上池という大きな池になっている
うぐいすが煩いので撮ってみた。写っているかもしれない
元の道を戻る
続く