ユーチューブでやりたいことと期待される事が一致しない
人は他人の不幸が見たい?
最初から気づいていたことではありましたが、ユーチューブで多くの人が見たい動画と自分が撮りたい動画が乖離しています。
ユーチューブでアクセス数が多い田舎の動画は「廃墟、ホラー、探検」などです。
他は「過疎地に引っ越してみた」とか「山奥に原始人が住む村が実在した!!」みたいなやつです。
つまり昔の川口浩探検隊みたいなノリで、とんでもない奥地を探検したら未開の部族と出会ったみたいなのをみんなは見たいのです。
あるいは所ジョージのぽつんと一軒家とか蛭子さんと太川さんのバス旅みたいなスローな旅番組でしょうか。
自分は廃墟は好きじゃないし原始人や首狩り族と出会いたくないし、田舎で「バカな事」をしたくもないです。
バカな事の典型は樹海で遺体を発見したローガン・ポールで、なるべく炎上させて話題を作るような手法です。
自分がやりたいのはただひたすら田舎道を歩くだけのような奴で、山奥で冒険したくもないです。
それでは需要が無いので廃村寸前集落に行きますが、やっぱり「廃村、廃墟、消滅集落」のほうが数倍アクセスがあります。
人は他人の不幸に喜びを感じるのかどうか、「ああ可哀そう」と言いながら内心それを望んでいます。
自分が撮りたいものを撮って会心の出来だと思った動画は、たいていアクセス数が悲惨なほど少ない。
一方で「こんな動画を誰が見るんだよ」と思うようなのが10万アクセスになったりします。
今まで10万回以上視聴され動画は6本ですが、廃村とか廃墟、部落っぽい団地などでした。
10万回以下でも廃墟や廃村に近いほど視聴回数が多く、いわゆる「生き生きとした田舎」は少ないです。
みんな「もっと田舎を良くしよう」みたいなコメントを書くのですが、見たいのは廃墟や廃村なんです。