ミトラのブログ 秘境と異世界

田舎の写真、異世界、マネー、雑学

明日香村の石遺跡「マラ石」を訪問

f:id:nonoty32a:20180427121632j:plain

 

日本には「石文明」も存在した

前回は明日香村の「日本のピラミッド都塚古墳」に行った後で祟りがある「くつな石」を訪問しました。

 

この辺には遺跡や古墳が多くてとても一日では回れないが、近くの「マラ石」にも寄ってみた。

明日香村は3世紀ごろから古墳などができはじめ、石による工作物も多く残されました。


古代には「石」そのものが信仰の対象で、今も曲がり角によく石が置かれています。

車がぶつかるように、あるいは自分の家にぶつからないようにという意味もあるが、信仰としての意味合いもある。

神社などでも良く、実用上は無意味な石が置かれているし、古墳時代以前には石は特別な力が宿ると考えられていた。

 

たぶん子孫繁栄を祈願する目的だと思われます

f:id:nonoty32a:20180427122116j:plain

マラ石を横目で見るように置かれた地蔵

f:id:nonoty32a:20180427122329j:plain


ストーンヘンジのように石を並べた遺跡は日本にも無数にあり、その始まりは3万年前までさかのぼれる。

古墳時代の最新技術は金属だったが、縄文時代は焼き物と石、石器時代は石と自然の道具しかなかった。

石を加工して道具を作るのは、2万年ものあいだ最高のテクノロジーで、石職人は高度な技術者でした。


石を高度に加工出来たり、重い石を移動できるのは、その集団に力があり偉大だと示すことになります。

こうしたところから石が特別な物とみなされ、神社の真ん中に据え置かれるようになったとも考えられます。

 

 風景にマッチしていた自販機

f:id:nonoty32a:20180427122453j:plain

他にも何かありそうなので山のほうに歩きます

f:id:nonoty32a:20180427122623j:plain

ありふれた駐車場がある

f:id:nonoty32a:20180427122840j:plain

説明によると中大兄皇子(後の天智天皇)が一時期暮らした飛鳥稲淵宮

f:id:nonoty32a:20180427122915j:plain

祝戸地区に上る坂道で古い階段があった

経験上こういう階段の上には「何か」がある

f:id:nonoty32a:20180427123102j:plain

階段は山の頂上まで続いている

f:id:nonoty32a:20180427123236j:plain

誰かがここに持ってきた巨石

f:id:nonoty32a:20180427123322j:plain

頂上まで登り右に行ってみる

f:id:nonoty32a:20180427123430j:plain

また石がある、山頂に意図的に誰かが置いたと思われる

f:id:nonoty32a:20180427123506j:plain

広場にまた石が置かれている

昔の人は山上で祭りをしたのだろう

f:id:nonoty32a:20180427123624j:plain

別な道で山をおりる

f:id:nonoty32a:20180427123751j:plain

けっこう急だし歩き難い

f:id:nonoty32a:20180427123906j:plain

下界におりる

f:id:nonoty32a:20180427124022j:plain

有名な石舞台の前に出ました

f:id:nonoty32a:20180427124130j:plain

橋のうえから「民主党」が捨てられていました

f:id:nonoty32a:20180427124324j:plain

もとのマラ石に戻りました

f:id:nonoty32a:20180427124439j:plain

帰りは聖徳太子御誕生所の前を通ってかえる

f:id:nonoty32a:20180427124507j:plain

おしまい