ミトラのブログ 秘境と異世界

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恐竜のメスはわがままに振る舞うことで、育児に協力するオスかテストした

子供の生存率を高めるには、子育てに協力するオスを選ぶ必要があった

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https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000423741.htmlトルヴォサウルスの巣(復元画:月本佳代美より引用

 

わがままに振る舞うという生存戦略

女性の気まぐれやわがままは多くの男性を翻弄するが、この行動は子供を守るために重要な戦略だったかも知れない。

恐竜のメスは人間以上にきまぐれで、気に食わないとオスを食べていたらしいのが分かってきた。

ティラノサウルスのような恐竜は子育てをしていたのが定説になりつつあるが、オスも子育てしていたようです。


それだけではなくライオンのようにファミリーを形成して集団で子育てをし、集団で狩りをしていた。

ライオンと違うのはティラノサウルスはメスのほうが身体が大きい事で、戦えば必ずメスが勝ったでしょう。

卵を温めていたオスの化石も発見されていて、もしかしたらメスが狩りをしてオスが温めたのかも知れません。


凄く異常に感じられるが恐竜の子孫の鳥はみんなそうしていて、雄雌交互に狩りに行って交互に卵を温めています。

ティラノサウルスのメスはかなりの癇癪持ちだったらしく、共食いや互いに噛みあった化石が発見されている。

小さなオスと大きなメスが戦ったらオスが食われるので、オスは食べられるのを覚悟でメスに接近しなくてはならない。

 

子育てに協力する父親を選別する

オスはメスをその気にさせるため何らかのアピールをした筈だが、ここでも子孫である鳥の行動が参考になる。

鳥のオスのアピールは声を出すか踊るかが多く、哺乳類のようにオス同士が戦うことは少ない。

オスのティラノサウルスは何か声を出しながら、くるくる回って踊りを披露し、気に入られればカップルに成れる。


ここでメスの怒りを買ってしまうと噛み付かれて餌になり、子孫を残すことはできない。

ティラノサウルスのメスはかなりのヒステリーで気まぐれだったようだが、これは子孫を残す重要な要素だった。

気まぐれに降る舞うことで、その気まぐれにうまく合わせることができるオスを選別できる。


メスの気まぐれに最後まで付き合えるオスは、子供を産んでからの育児にも協力する筈だからです。

哺乳類も同じことでメスはわざと我儘に振る舞い、子育てに協力するオスかどうかを選別します。

人間と恐竜のメスが同じ方法でオスを選んでいたという事は、同じ祖先である両生類かもっと前の魚類から受け継いだ特性でしょう。


ある種の魚はオスが卵を守ったり子育てに参加するが、そうした魚が地上に上がり足が生えて恐竜や人間の祖先になったのかも知れない。