収入審査なしでURに入居する方法
この月収がサラリーマンは総支給額だが、自営は申告した「所得」になってしまう
https://moneyzine.jp/static/images/article/183186/UR.gifより引用
UR賃貸が人気
UR都市再生機構、略してURは最近女性タレントのCMが人気になり、知名度が上がってきました。
UR賃貸住宅はいわゆる「団地」であり公団住宅を民営化した(一応は)民間の住宅供給独立行政法人です。
URは(一応は)民間だが政府との関係が非常に強く、政府に代わって住宅を供給する役割を担っています。
特徴としては基本的に家族向け住宅のため、ワンルームとかはなく、民間にくらべて部屋数が多いです。
家賃は特に安くはないものの、部屋数と家賃の比較では、URのほうが安いと思います。
また昭和40年代以降の古い団地が多いのも特徴で、古い物件は自動的に家賃が安くなります。
大阪や奈良などでは4万円代や3万円台の、ちょっと古い団地も多く、家賃を抑えたい人に人気です。
そのURの入居条件ですが、保証人は不要であるものの、入居審査が厳しいといわれています。
URの入居審査基準は収入と資産、最低限の常識が必要ですが、落ちる人が居るらしいです。
URの審査に落ちる自営業
収入は家賃の4倍以上、または貯蓄が家賃の100倍のどちらかを満たさなくてはなりません。
家賃4万円でも貯蓄100倍なので貯蓄はほとんどの人が不合格に成り、収入で申し込むと思います。
「収入」とは、サラリーマンの場合はいわゆる税込み総支給額になります。
ところが自営業では「収入」とは税務署に申告した「所得」の事であり、実際の収入と大きく食い違うのです。
(自分のような)個人事業主では総収入と所得は大きくかけ離れている場合があります。
というのは個人事業主では節税を繰り返すと、「所得」をマイナスにする事すら可能であり、そうしている人も居るようです。
税金を安く抑えるために所得を低く申告すると、家賃の4倍=20万円程度の収入基準に達しないのです。
URは「ほぼ役所」みたいな組織なので、1円でも基準に満たない人は、機械的に審査不合格になり、武士の情けとかは通じません。
自分自身で計算してみると、業務に必要な物を経費にしているために「所得」がかなり低いです。
一括前払いなら審査なし
例えば自宅で仕事をするので家賃や光熱費、通信費などの半分は経費、交通費や仕事に使った金も経費になり、その分所得は低くなっています。
こんな理由で個人事業主は、所得がURの基準に満たない場合が多く、審査不合格になるのです。
では個人事業主はURに入居できないかというと、裏技があって、1年分の家賃を前払いすると所得審査不要になるのです。
『家賃等の一時払い制度』がそれで、1年から10年のうち、1年単位で選べ、前払いによって少し割引されると書かれている。
1年の前払い期間が終了しても、問題が起きなければ通常は新たな所得審査はしていないようです。
1年分の家賃というと家賃5万なら60万円+2か月分の敷金+共益費の70万円以上になると思います。
まとまった金額だがその分毎月の家賃を払わなくて済むので、金は他で借りても良いかも知れません。
一時払いでは無職や無収入でもかまわないとされているので、所得が低くて審査に通らない人にはお勧めです。