沖縄に冬だけ「プチ移住」する費用はいくら?
こんな個室が光熱費と税込みで月4万円台
引用:http://www.inlink.co.jp/upload/file/f16_K_dormi.jpg
冬だけ「プチ移住」の費用は
関東より暖かいとはいえ大阪の冬は寒く、最低気温がマイナスになる事も、年に数回はあります。
寒いと体が動かなくなり外に出るのもおっくう、自動車はないので活動が不活発になり、冬が去るのをじっと待つ。
寒いのは苦手なのでいっそ南国にでも引っ越そうかと思うが、色々な事情があって「ほいさっさ」とは行かない。
そこで完全な移住ではなく冬だけの「プチ移住」で、春になったらまた本土に復帰する生活が可能かを検討する事にしました。
この構想を考えたのは「なんだか寒いな」と思って暖かい沖縄の安宿を検索したら、意外に安いのに気づいたからでした。
ドミトリーという一部屋に2段ベッドをいくつも置く雑居スタイルだと、一泊1000円以下の宿も存在しています。
ドミトリーなら30日間で3万円以下、食べ物は本土に居ても食費は掛かるので、自炊すれば特別な費用は必要ない。
飛行機代が高そうだが『大阪→沖縄』の格安航空券は最安6000円から『東京 沖縄』の方が安くて5000円からとなっています。
往復1万円ちょっと+宿泊費3万円=4万円強で1ヶ月沖縄に滞在が可能でした。
問題は仕事ですが、ネットで完結する職業ならどこに居ても可能なので、パソコンとネット環境があれば可能です。
遊びなら2段ベッドの雑居でも問題ないですが、仕事もしなくてはならないと、やはり仕事部屋や作業スペースが必要です。
まあ2段ベッドで仕事しても全然平気だという人は良いですが、狭くても個室が欲しい所です。
ドミトリー個室が狙い目
個室だとゲストハウスやドミトリー、民泊の個室タイプがあり、ネットで探すと3万円台や4万円台で30日間泊まれます。
検索したらドミトリー【アルテハウス】、【インリンク】が30日間3万円や4万円プランがあり、5万円や6万円はもっと多くありました。
ちゃんとしたビジネスホテルだと一泊2500円はするので30日間だと7万5000円になり、ウィークリーやマンスリーマンションでも同じです。
マンスリーマンションで30日間6万円などの所は「清掃料金」「電気ガス水道料金」を別に2万円は取るので、安いビジネスホテルより高くなります。
代わりにマンスリーマンションは家具や調理器具一切が揃っているので、好きなだけ自炊する事ができます。
自炊せずにスーパーやコンビニの物を食べる人には、マンスリーはメリットが乏しい。
ドミトリー個室で3万円の部屋は畳1枚くらいのスペースで、広さとして2段ベッド+通路とそれほど変わらない。
個室4万円だと広さが畳2枚くらいになり、テレビが置かれていたりイスと机があったりする。
どちらも一部屋をベニヤ板で間仕切りしたような感じで、トイレとシャワーは共同、「ちゃんとした部屋」を期待してはいけない。
大阪の西成には畳2枚くらいの広さの簡易宿舎がたくさんあるが、それの沖縄版といえる。
5万円や6万円だとちゃんとしたマンションなどの一室が与えられ、トイレや風呂があり、大型テレビも置いてあったりする。
この辺は予算に応じて快適さが決まり、高い部屋は快適だが、安い部屋でも死ぬわけでは無い。
冬の沖縄は天気が悪いが気温は20度もある
引用:http://www.okinawa-uruma.com/wp-content/uploads/2015/02/donyori.jpg
格安ゲストハウスに集まる若者達
問題は2段ベッドを並べたタイプの雑居ドミトリーで、客の大半は20代の貧乏旅行している若者という点です。
30代や40代の客は少ないので、自分が30代以上だと周りが若者だけで浮いてしまうでしょう。(気持ちが若ければ問題ない)
狭くても個室ならこうした煩わしさはないので、やはり個室のほうが良いでしょう。
もう一つ確保する必要があるのは沖縄での移動手段で、多くの宿では自転車を無料か格安でレンタルしている。
それを使っても良いし、沖縄にはバス路線が発達しているのだが、できればバイクや自動車が欲しい所です。
沖縄にはレンタルバイク店が多く、30日だと原付で3万円は掛かるのだが、先ほど書いた【インリンク】では宿泊者に限って格安でレンタルできる。
原付バイクを30日借りると通常は週8000円X4で3万2,000円なのだが、宿泊者だとなんと1万円なのだった。
仮に3万7千円の部屋だとバイクつきで1ヶ月4万7千円で済み、5万3千円のマンションタイプの部屋でもバイクつきで6万3千円です。
レンタカーセットもあり、30日間軽自動車を借りてたったの+2万円しかも駐車スペース無料なのでした。
かならず個室を選ぶべし
【インリンク】雑居部屋に数日間泊まってバイクを借りた事があるのだが、雑居部屋では「割り切り」が必要だと思いました。
というのは客は20歳くらいの若者ばかりで、シャワー室は毎日清掃しないので少々汚れていて、仕事をする環境ではなかった。
沖縄のほかのゲストハウスにも泊まったが、やはり雑居部屋では「だらしない若者達」が集まってブラブラしていました。
という訳でプチ移住にドミトリー雑居スタルは不向きで、必ず「個室」でなくてはなりません。
合計すると30日間の宿泊費は4万円から8万円、航空券は往復1万円くらい、レンタルバイクは通常3万円だがインリンク宿泊では1万円くらいになる。
食費は自炊すれば特に掛からないし、本土の家での電気やガス代は節約できる。
インターネット完備の部屋を選べば通信費用は不要なので、5万円から高くて10万円で30日間沖縄生活ができる。
冬の沖縄で困るのは意外にも寒いことで、部屋に暖房がなかったり自販機にホットドリンクが無いなど、寒さをなんとかしようという発想が無い。
寒いといっても最低気温15度、最高20度もあるのだが、小型の電気ストーブを持っていくと良い。