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ブロガーなどネット自営業に必要な確定申告 やらないとどうなるのか

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ネット収入に確定申告が必要なライン

ネットで金を稼ぐみたいな事をしていると、いつかはやってくるのが「納税」で一応国民の義務らしい。

ヤフオクとかメルカリとか商品を販売しても、広告報酬的なことでも年20万円以上は申告しなくてはならない。

給料所得が本業で会社が源泉徴収で納税している場合は、副業収入20万円以上だと確定申告が必要になります。


なお副業20万円以下でも「両方が給与収入」の場合は確定申告が必要だが、ここでは関係ないので書かない。

例えばヤフオクで100万円の売上げがあっても、仕入れと経費に80万円かかり、利益率20%で実際の収入が20万円なら確定申告の義務はない。

情報を販売するような事だと、売上げ25万円がそっくり利益になる事もあるので、確定申告が必要になる。


ブログとかサイトに広告を張って収入を得ている場合は、一見すると丸ごと利益のようだが、細かく経費が掛かっている。

インターネットのプロバイダ料金、電気料金、サーバー代、ドメイン代、パソコンなどの端末のどれが欠けてもサイト運営はできない。

ブログ運営による広告収入は「雑所得」に該当し、売上げから経費を差し引いた金額が「20万円を超えると」確定申告の必要がある。


問題は『経費っていくらやねん?』ということなのだが、ネット関連に必要な費用を合計して、家賃の半分も上乗せすると、年間80万円くらいになり得る。

現実には20万円のネット収入を得る為に10万円とか20万円の経費が掛かっている訳なので、広告収入が30万円や40万円なら確定申告の必要がない場合もありえる。

さて納税する腹をくくったとして、確定申告にはいくつかの種類があり、どれを選ぶかで結果には大差がでます。

 

脱税がばれるのは密告から

実際にはかなり多額の(100万円以上の)ネット収入があっても、多くの場合税務署に摘発されたりしませんが、後でばれたら痛い目に遭います。

副業なんか申告しなくてもめったにバレナイのだが、税務署が知るきっかけの多くは「タレコミ」と言われています。

職場や仲間に収入を自慢したり、どう見ても収入以上の贅沢をしているなどは、必ず他人の妬みを買ってチクラレます。


競馬で数億円儲けた人が脱税で裁判になりましたが、やはり職場で競馬に勝った自慢話をして、同僚に密告されたらしいです。

他には無職で収入がないはずなのに、普通に生活しているので近所の住民に怪しまれて、税務署に密告されたなどがあります。

「近所の住民」や「同僚」「親戚」「友人」も敵だと思わなくてはならず、ビクビクして暮らすよりは申告したほうが気が楽です。


税務署は一度目をつけた人間が「怪しい」と思ったら必ず脱税を突き止めるので、密告されたり目を付けられたら基本的に終わりです。

また税務署は7年間はわざと放置して、追徴課税を多く取ろうとする(7年を超えると請求権消滅)とも言われるが真相は分からない。

無申告が発覚すると「無申告加算税」「延滞税」「重加算税」を取られ、悪質な場合は逮捕され、当然会社にもばれて解雇されるでしょう。


という訳でネット副業が軌道に乗って安定して儲かるようになったら、申告して納税したほうが最終的には得になります。

申告したから必ず会社に副業がばれるわけではなく、白色申告ならバレないでしょう。

白色申告は簡単に記入できて税金の控除などはないので、納税金額は変わらないので、自分から言わなければ会社にばれない。(多分)

というのは白色申告なら、太陽光発電の収入だとか、不用品をオークションで売ったとか、言い訳できるからです。

 

専業なら青色申告をする

もっとネット収入が増えて専業でやる場合は、開業届けをして青色申告をしたほうが、納税額が少なくなり有利です。

個人事業主になると各種経費と控除が認められるので、多くのネット事業者は登録して青色申告をしています。

青色申告には10万円控除と65万円控除があり、10万円のほうは単純に売上げとか経費を記載していけば認められます。


65万円控除は複式簿記で記載しなくてはならず、初めてだとかなり戸惑うでしょう。

だがこの面倒な記載作業を突破すると、何もしなくても無条件に+55万円の控除が認められるので、10%だとしたら5万5千得をします。

ちなみに個人ブログ運営程度で会計士に頼むと数万円で、2年目以降は自分でやるという方法もあります。


初めてでやり方が分からない場合には、無理せず10万円控除の青色申告から始めるのが無難です。

今は青色申告サイトが1年目無料だったりハードルが下がっているので、挑戦するのも良いかも知れません。

2016年に開業届けと青色申請をしたので、その過程についてはいずれまた書く事にします。