自分の動画を分析したら、意外な事がわかった

ガクンと下がっている部分は森を歩く場面、その後上がってるのはバイクで集落を走る場面

好かれている場面と嫌われている場面があった

Ｙｏｕｔｕｂｅで動画を投稿すると、投稿者だけが見れる分析画面みたいなものがあります。

多くの人が見るのは再生回数や全体のデータだけで、個別の動画の詳細は重視しないと思います。

なぜならある程度の上級者で経験を積まないと、何をどう見れば良いのかが分からないからです。

自分も再生回数とか平均視聴維持率とかクリック率とか報酬など、理解できるものだけを見ていました。

経験を積めば積むほど「この動画はなぜ再生数が少ないのか？」あるいは多いのかという疑問が大きくなります。

結局それは謎なのですが、ヒットした動画の「どの部分が好まれているか」は知ることができます。

例えば10分の動画だと、数秒ごとにその瞬間の視聴者数を見る事が出来ます。

人数ではなく％で表示され、最初の1秒が１００％で動画が終わる瞬間は30％とかになっています。

グラフは右肩下がりになりますが、途中で急に下がったり盛り返したりします。

急に下がったらその場面が「嫌われている」し、盛り上がったら「好かれている」と考えられます。

こうして自分の動画を分析すると、視聴者から好かれている部分と嫌われている部分が分かります。

事前に自分が思っていたのとは大きな差があり、良いと思っていた場面が敬遠される原因になっていました。

どこが好かれ、どこが嫌われていたか

まずグラフが盛り上がる好かれている場面としては、

人が居る場面、居そうな場面、人が住んでそうな家、車が止まってる家、営業してる店、営業してそうな店でした。

他にも鳥が飛んでるのを追跡する場面、暗い森を抜けて家がある、廃車、字が書いてある、イラスト入り案内標識もグラフが盛り上がりました。

特徴的な建物、古い建物などは、しっかりと写した時に上がるが、通り過ぎる時は下がっていました。

営業している商店、コンビニはぐぐっとグラフが盛り上がり、注目度が非常に高いのが分かりました。

車が集落を走る場面も良く、自分がバイクで集落を走る場面も良く、古い団地を歩く場面も良かった。

集落では草刈りをする「キィーン！！」という音が響くが、草刈りをするおっさんも注目度が高かった。

田舎にある無人販売所も見られていて、こうした情報や人の気配を見たがっているのが分かりました

反対にダメだった場面として

視聴者に嫌われている場面

ワースト1位は「森の中を歩く場面」で、森はどこでも同じなので、おそらく一瞬で飽きるのだと思います。

自然の中を歩く場面、神社の場面、草花、山とかの遠景、など自然物はほぼ全て嫌われていました。

あと集落にたどり着くまでの過程はどんどん視聴が減る傾向があり、「早く辿り着けよ」と思っているのが分かります。

実際自分も他の人の動画で、駅で電車に乗るところから始まると「目的地についてから撮影しろよ」と思います。

あと何も強調せずターゲットになるものも無く、漠然と歩いている場面は下がる傾向がありました。

自分で自覚していたのは「平和な農村風景は見られない」ことで、のどかな農村の動画はまずダメです。

視聴者が見たいのは貧しかったり不幸だったり、あるいは何か特別さを感じる動画なのでしょう。

「きれいな農村で人々は平和に暮らしている」という動画は誰も見ませんが、災害で全滅した村ならみんな見ます。

あと廃校は自分は重視していましたが、実際には廃校の場面は下がることが多い。

坂道や階段を下りる場面は自分では好きなんですが、これも維持率が下がっていました。

これらを参考にして、好まれる場面を増やし、見られない場面を減らそうかなと思います