動画を変える必要性、素人動画から映像作品へ
19年12月に最初の動画を投稿し、今は登録者数7500人くらいになっています。
最初「大阪の処刑場」とかマニアックな場所を歩く動画が多く、限界集落はそのひとつのジャンルに過ぎなかった。
他のジャンルの動画はまったく伸びなかったが、限界集落と部落団地(限界ニュータウンと言い換えている)動画だけ再生数が増えました。
登録者や再生数が増えると今まで見なかった人たちが見るので、予想外の反応が起きたりします。
意外にも動画で撮影した土地に住んでいる、昔住んでいたという人が見ていて、コメントを寄せたります。
「懐かしかった」など好意的な反応もあるが、「バカにしている」「洗濯物を写すな」「盗撮だ」などもありました。
田舎ではジジババのパンツが外に干してあるので否応なく写りこむが、それ以来洗濯物を避けるようになった。
廃屋を外から撮るだけで「通報するぞ」とか、道を歩いているだけで「誰の許可を得たんだ」というコメントもあった。
こういうネガティブな反応の理由を考えると、動画としての質が低いからだという結論に至りました。
例えば有名な映画監督やタレントが勝手に村の中を撮影しても、「あらキムタクだわー」とかおばさん達は喜ぶだけです。
人は権威に弱いので有名な監督や有名タレント、テレビ局にひれ伏すが、無名のユーチューブでは「誰の許可を得て撮ってるんだ」となります。
もうひとつは動画の質そのもので、有名な映画監督や映像作家の動画は我々とまったくレベルが違います。
彼らが撮るとジジババのパンツも美しい映像の一部になるので、「バカにするな」「プライバシー侵害だ」とか言う人は少ない。
写真は暗峠から平郡町