核爆弾は台風の100万分の1のエネルギーという事実
普通の台風は生涯に、核兵器の100万倍ものエネルギーを発生する
引用:http://image.news.livedoor.com/newsimage/d/e/deaca_1405_20617e4600a594688deef588e5c83744.png
最強王者は台風だった
2016年は日本列島に上陸する台風が多く、北海道、東北、関東関西、四国九州沖縄と満遍なく被害を受けている。
書いている最中にも台風16号とやらが大阪をかすめて通過して、雨と風をもたらしている。
台風のエネルギーは巨大だが、同じように大きなエネルギーを発する物に、地震と核兵器があります。
被害が大きそうな印象としては核兵器→地震→台風だが、エネルギーの大きさとは一致しない。
マグニチュード9.0という最大規模の地震のエネルギーは、面倒な計算式を省略すると、476560215000000kcalだそうです。
ゼロが多すぎるので漢字で書くと、476兆5602億1500万キロカロリーになります。
核兵器のほうは広島原爆が約15億キロカロリーで、現代の水爆はおよそ100億キロカロリーと言われています。
なので巨大地震は水爆の4万7千倍のエネルギーを持っています。
平均的な台風のエネルギーは1日に1~10 EJ(エクサジュール:エクサは10の18乗)だとネット上の資料で書かれています。
平均的な台風は生まれてから消えるまで180 EJ(エクサジュール:エクサは10の18乗)のエネルギーを発生する。
広島原爆は55 TJ(テラジュール:テラは10の12乗)、M9.0の地震は2 EJ(エクサジュール:エクサは10の18乗)だとも書かれている。
まったく意味が分からないが台風は180 EJで地震は2 EJであるから、普通の台風でも東日本大震災の90倍大きいのではないかと推測できる。
核兵器や地震はエネルギーが小さいのに被害は大きい
台風と広島原爆を比較すると、およそ300万倍のエネルギーを台風は持っている事になりそうです。
だが現実の被害の大きさは核兵器>地震>台風になっている理由は、言うまでも無く時間と範囲でエネルギーを拡散しているからです。
台風の平均寿命は5日ですが、日本列島を縦断するようなのは10日は生きるので、その分エネルギー量は大きくなります。
でも台風が何日生きようが、一日あたりのエネルギー量が一定なら、被害規模も同じになります。
よくNHKが「勢力が最大級の超大型台風」という言い方をして、いかにも怖そうだが、超大型台風の大半は見掛け倒しです。
それは大型台風は範囲が広大なのでエネルギーが分散し、結果として被害はそれほどでも無いからです。
むしろ狭い範囲に短期間にエネルギーが集中する小型台風の方が、被害が大きくなると考えられます。
地震の揺れも、広い範囲にユ~ラユ~ラと揺れていれば、恐らくビルが倒れたりはしないでしょう。
狭い範囲に短時間に「ドン」と突き上げるほうが、破壊力は数倍大きくなる筈です。
太陽光は台風すら超えるエネルギー
津波も太平洋の反対側で地震が起きても、広い範囲にエネルギーが拡散して、日本につく頃には数センチの高さになっています。
核兵器はエネルギーの大きさからは、実は火力発電所の発電量より小さいのだが、一瞬で全エネルギーを放出するので被害が大きい。
もし絶対に爆発しない原発を作れれば、少しずつウランが燃えても、それほどの被害は起きないでしょう。
実は台風より遥かに巨大なエネルギーが地球に降り注いでいて、それは太陽光でした。
台風のエネルギー源は海と大気中の熱なので、大元の熱源は太陽光になります。
太陽光は地球全体に平均して降り注いでいるので、あまり被害は起きないが、とてつもないエネルギー量を持っています。